~第二幕~
先生「ホームルーム始めますよ、席に着いてくださいね。」
まあ私にかかればどんなお悩みだってパパっと解決よね。
先生「私が皆さんのクラスを持つことになって、もう半年が経ちましたね。」
私みたいな人のことを、えーっと、セイジンクンシーって言うんだっけ?あとで調べておこうか。
先生「本当に皆さん良い子たちで、いじめもないし、目立った喧嘩もないし。」
私ってば絶対、将来大成するでしょ!そうじゃなくてもなんだかんだ世のため人のため活躍してるよ。
先生「本当に、皆さん、良い子たちで。」
みんなに愛されてる!私、みんなが大好き!
先生「本当に、優しい子、ばかり、で…。」
ああ、ポジティヴ。私ってば、ポジティヴ。
「今日は残念なおしらせが。」
そういえばあきらちゃん。
「萩原あきらさんが。」
姿が見えないけど。
「自宅で首を吊って亡くなりました。」
ど、こ、に…?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます