8・・mana
「マナ」
僕は名前を復唱する。
するとマナは、
「あなたは?」
と言う。
「・・リクウ」
と俺は答える。あくまでネームプレートの名前だけど。
――――それから、
僕はマナとその樹の下で色々話した。
なぜだろう?
初対面の気がしない。
慣れ親しんだような感覚。
マナから教えてもらった内容は。
ここは(メイズンの国)というらしい。
この樹の周りは
(異形者)
と呼ばれる者たちが、
人々を襲うという。
今はメイズンの騎士により、なんとか平和は守られている。
この樹は2か月前に出来た。
2か月。
僕は驚いていた。僅かそれだけで
ここまで成長する樹なんてない。
上を見上げる。
凄まじい高さだ。
なぜこんなものが?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます