145話 〜水族館編〜
どうも、史人です。デザートを食べるか迷い中です。まぁ、そんなことは置いといて、引き続き、リア充トークをお楽しみ下さい。
「美咲さんと智くんはバイトで出会ったんですよね?」
「そう! 私が年もバイトも先輩〜」
「年はそんな変わんないじゃん」
「いや、2歳はでかい。うん、高校生若い」
「え、美咲さんって高校生じゃないんですか!」
「高校生だと思ってたの! あはは、ありがと〜さくらちゃん! 私はね、大学1年生だよ〜」
美咲さんって大学生だったのか。智もよく素敵な彼女を見つけたもんだ。
「大学楽しいですかー!」
「うん、楽しいよ〜。でも、最近レポート多くて〜。大学生になる人いたら絶対レポート溜めないようにね!」
おぉ、宿題溜めないようにと同じ感じか。
「レポートかぁ。なんか…かっこいいですね!」
さくら…俺も思ってたぞ。
「大したものじゃないよ〜、私頭悪いから」
「でも、かっこいいです! 頑張って下さいね!」
「うふふ、さくらちゃんに応援されちゃったからこれは頑張らないとなー!!」
「そうだ、さくらちゃんと史人くんは?」
え、ん? 俺?
「何がですか?」
「2人の出会いは?」
おっと、美咲さん! 俺らをカップルだと間違えていらっしゃる…! うん、嬉しい!
「えっと、私たちは友達ですけど。幼馴染ですね!」
はーい、友達でーす。そう、幼馴染で友達でーす。
「あ、そうなの! てっきり付き合ってるんだと思った〜」
美咲さん! ありがとうございます! 今日告白…するつもりではいます!
「初めて言われましたー!」
うん、俺は何回か聞かれたことあるぞ。
「仲良しなんだね〜!」
「はい! って、ふーくんがどう思ってるかは知らないですけど」
え。さくらとは違う感情も入っちゃってるけどね。
「仲良いですよ、俺たち」
俺は恋人になりたいですけどね。
「ちょっと混んできたし、席開けるかー?」
智…優しいな。混んでる気遣いをしつつ、惨めな俺のために会話を止めてくれたんだな…。
「そうだね、片してこよ〜」
「イルカショーとか午後あるけど、まだ時間あるし。おみやげでも見る?」
「お、いいね」
「行きましょう!」
母さんと父さんにでもなんか買ってくか。来れなかった、たくにもなんか買うかな。
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