141話 〜水族館編〜

「遅れてすみません!!」

お、後輩くんカップルも合流したみたいです。


「走らなくていいって! おい、弓人彼女さん置いてかれちゃってるからー!」

後輩くん、デート前の女の子走らせないであげて…。


「じゃあ、これで全員…って、え?」

お、智どうした。…え。


\えー!!/


「ちょっと、皆どうしたの?」


「あ、美咲さん。えっと…」

そうだった、河合さんは知らないんだった。


「あ、俺の彼女の“花”です」

うん、知ってる。知ってるんだよ、後輩くん!!


「花ちゃん! 後輩くんと付き合ってたんだー!!」

さくら。俺もびっくりしてるけど、美咲さんの頭に?がすごいから待って!


「美咲さん、弓人。えっとー、花ちゃん俺らのよく遊ぶ友達なんだわ」


\えー!!!/


「あ、えっと。山本花です…って皆知ってるけど…。あの、み…美咲さんですよね? よろしくお願いします…!!」

山本さんもテンパってるなぁ。


「世間…。世間って狭いですね」

後輩くん冷静だな!


「花ちゃんって呼んでいいかしら? よろしくね」


「はい! よろしくお願いします…!」


「うわぁ、最初から衝撃凄すぎたけど。まぁ、弓人と花ちゃんの話は後で聞くとして! 水族館、行きますかー!!」

今日は智が1番まともだな。でも。


「おぅ、でもそのテンションで言ったらうるさいぞ?」


「あはは、ふーくんの言う通りだ〜」


「あ。静かにしまーす、できるだけ〜! じゃ、行こう!」


水族館に行く前から情報量が凄いけど、改めて…楽しみます!


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