132話 【智の恋】

どうも、智です! やっぱハジメさんのラーメンが世界一うまい! と実感中です。

「いや〜、うまいわー!」

「うふふ、美味しいね〜」

「俺もここのラーメン大好きです」

「だよな〜。あ、そうだ! 弓人に言うことあったんだ〜」

「え、俺ですか?」

「そう! 弓人彼女いるって言ってたよな?」

「あ、はい。います」

「俺の友達と美咲さんでなんかわちゃわちゃデートみたいのするんだけど来る?」

「わちゃわちゃデートって、私行くの決定してたのね」

「あ、ダメ?」

「…予定が合えばいいけど」

「よっしゃ、美咲さんに合わせちゃお〜」

「えっと、俺と彼女も行っていいってことですか?」

「おぅ! 是非! 割と人数多いからたぶんバラけるけどな〜!」

「なんか…青春ですね! 俺も予定合えば行きます!」

おぉ、珍しく弓人のテンションが高い!

「よーし、行こう行こう!」

「私来週の日曜は空いてるけど、それ以外だと来月になるかな〜」

「あ、マジすか! 弓人は、来週の日曜どう?」

「俺は大丈夫です、あ。彼女に連絡してみます」

「おぉ〜、じゃあ来週の日曜で話しとくわ!」

「わぁ〜、何か緊張しちゃうよ〜」

「大丈夫だって、俺の友達皆美咲さんに会いたがってるよ?」

「そっか〜、でもそれも余計緊張する〜!!」

「あはは、大丈夫大丈夫!」

「え、ってか美咲さんに会う目的なのに俺行って大丈夫ですか? 彼女もだし…」

「大丈夫大丈夫! ってか、弓人いないと美咲さんも疎外感感じて居づらいかもだし!」

「うん、弓人くん。一緒に青春の波にのまれないよう頑張ろう!」

「そうですか…じゃあ。青春の波のってみます!」

「美咲さん…弓人一番青春してそうだけどね」

「わーん、高校生若いー!」

「あはは」


「じゃあ、そろそろ俺」

\ピコン/

「あ、彼女から日曜大丈夫ってきました」

「よかった〜、俺も学校で友達に話しとくわ! 詳しいこと決まったら連絡する!」

「はい、ありがとうございます! じゃあ俺帰ります!」

「美咲さん、俺たちも出よっか」

「うん、そうだね」


「じゃあ俺はここで」

「お、弓人そっちかー。またな」

「はい、また」

「じゃあね、弓人くん」

「はい、失礼します!」

「皆に美咲さん紹介すんの楽しみだな〜」

「私は緊張だよ〜、青春高校生たちにのまれそう…」

「美咲さんは俺の自慢の彼女なんで、大丈夫っす!」

「…ありがと。でも、当日まで緊張はするー!」

「あはは、俺はめっちゃ楽しみー!!」


友達と美咲さんと…大好きな人たちと過ごせるなんて最高!!

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