116話
「おはよー! ふーくん!」
「おぅ、おはよ」
今日もさくらと登校ですが、何やらさくらが嬉しそうです。
「さくら、何か今日楽しそうだな」
「おぉ、顔に出てた〜?」
何かあったんだな。
「だだ漏れだわ、いいことあったのか?」
「実はね〜、ちょっと待ってて!」
スマホ? ガチャでいいの出たとか? あ、ライブでも当たったのか?
「ジャーン!」
ん? なんだ? かわいいな。
「家でモルモット飼い始めたのー!!」
「え、モルモット! あ、これモルモットか。かわいいな〜」
「何飼うか相談して、犬と猫で揉めてたんだけど〜。前ふーくんが言ってくれたから犬と猫はやめて小動物にしようって言ったの〜」
あー、前そんなこと言ったな。
「土曜日に来たんだけどね、めっちゃかわいい! まだ慣れてもらうのにいっぱい触ったりはできないんだけど、もう見つめられるときゅん!って感じなの〜」
「写真でもかわいいもんな、実物は相当だろうなー!」
「うん! もっと慣れたら会いに来なよ〜!」
「おぅ、行くわ!」
さくらの家…久しぶりだな。楽しみだな〜。
「あ、名前は?」
「もふ!」
「ん? もふ?」
「うん! モフモフだからもふ〜」
おぉ、モフモフだからもふ安直だな。
「…かわいいな」
「でしょ〜」
「もふちゃん? もふくん?」
「もふちゃん!」
「おぉ〜、もふちゃんに会える日楽しみにしてるわ!」
「うん! それまでに仲良しになっておくね!」
「おぅ、頑張れ!」
もふちゃん、これからよろしくな〜。
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