第14-2話 Aブロック─白山チームVS荒々義チーム
刃と拳がぶつかり合い、金属特有の甲高い音が火花と共に辺りに飛び交う。
そして、数え始めた三週目。
「槍剣技式【
「ッぐぅ!!」
繰り出される素早く、鋭い突きを真正面から撃たれ、
床から顔を上げ、眼は
そんな彼の意識外で
「数多の力を此処へ集い、正義有る者に恵みあれ───魔術【
「槍剣技式【
二連の突きと、複数の残像を加えた五連の払い斬り業。金色の軌跡と共に、正面から向かってくる
───くっそ、方向転換ができない!!
「神よりもたらされる神聖なる光の導きよ、邪悪なる魔物に清き救いの一撃を───魔術【
それは彼女の右腕に従うように動き、技式を行使しようとする
「拳岩技式【
「いっけぇぇぇえ!!」
正拳突きの十連撃業。残像を残す程に素早く放たれたそれは、光の
「だらァァァァッ!!!」
ダダダダダダッと高速で繰り出された業は、光の
───嘘!?
「ッかはァ!」
バゴッと生々しい音と共に、
業の発動が終了し、瞬時に
緊迫した空気が流れる中、
「これで
白い歯を見せ、魔力を威圧の如く放出し臨戦態勢に入る。
数秒睨み合い、両者一斉に動き出す。互いに魔力を武器に込め、技式を行使する。
「槍剣技式【
「拳岩技式【
互いに業銘を叫び、間合いを詰めぶつかり合う。衝撃波が会場を揺らし、若干の耳鳴りが発生する。
赤い光沢と共に、十連撃の払い斬りを行う【
対して【
一撃目が衝突し、
六、七連撃目を食らわす為に、
八、九連撃目。再びクロスの形で攻撃を繰り出すが、【
───ここだ。ここしかねぇ!!
一旦距離を置くために、最後の一撃を残してバックステップで後ろに下がった
「ッく!!」
「これで決めてやる!!!」
「くっそ、騙された!?あの女か!!」
「これで終わりだ!」
後ろからの声にハッとし、振り返るがガードをする間もなく、
「がぁぁあ!!」
使用した魔術は、相手に幻影を見せるという物。ほんの僅かなタイミングで、幻影を作り出し、それを彼に戦わせることで、
「Aブロック勝者、荒義&愛川チーム!!」
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