第15-1話 Bブロック─瀬李チームVS間藤チーム
一回戦を終えてから数分後、Bブロックの2チームが会場入りする。
チーム
チーム
コンビネーションに関して言えば、誰よりもいい物を見せてくれるだろう。
「両者、構え!!」
男性教員の合図に、それぞれ抜刀し構える。
「始めえぇ!!」
男性教員が上に掲げた手を振り下ろすと同時に、
そういう観点から見ても、平民に属される彼女は相当な努力をしたのだと分かる。
「
青白く輝きを放つと同時に、
【
「冥剣技式【
【
紅く輝く残像を残しながら、振り下ろされた一撃は、下段から振り上げられた、
その隙間を逃がさんと、つばぜり合いを続ける
「星剣技式【
「のあ!?」
空中で制止した状態でのつばぜり合いだった為、彼女の攻撃をもろに食らった
ブレイク状態になり、完全に無防備状態な所に
「ナイスカバーだぜ、
「突っ走り過ぎだぞ、
言葉を交わして
「いったぁ~、良いのくれるじゃん!」
「流石の命中精度だね」
ニコッと笑いながら称賛する。
二人は直ぐに戦闘モードの顔つきに戻り、ブロードソードを構える。それに倣うように男子二人も各々武器を構え、牽制し合う。数秒の沈黙の後、女子二人は同時に走り出し、魔力を流して技式を発動させる。
「星剣技式【
「星剣技式【
数秒遅らせて技式を行使した
【
大剣目掛けて放たれたそれは、ガンガンガンッと火花を散らしながら激しくぶつかり合い、三回転した所で業が止まり動きを停止させる。
大剣の
動作寸前の所で
だが、動作前だったこともあり、
───銃を使ってすぐなら、隙は十分にある……。ここなら!!
彼女の予想も空しく外れ、右手に握られた銃が
「冥剣技式【
【
「ウラァァァ!!!」
気迫迫る声と共に、自身を軸に回転し業を繰り出す。
「ッグ!!」
彼女はブロードソードを左横で逆手持ちに切り替え、盾の様にするが、その衝撃には耐えきれずに、ブロードソードを弾かれ横腹にクリーンヒットし、右方向へと吹き飛ぶ。
「よーちゃん!?大丈夫!!」
「だ、大丈夫だよ……。結構頭痛酷いけどね」
「そんなによそ見してていいのかな?」
「ッく!!」
魔弾は
彼女は再びブロードソードを構え直して思考を巡らす。
───まずは厄介な
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