2020年4月29日
動かなくなった『ダザイ』を見つめていた私は、それがまるで某有名アニメスタジオ作品『風の谷のナウシカ』に登場する古代の生物兵器の残骸のように思えてきて、そのうち
何度目の確認をした時だっただろうか。色鮮やかだった『ダザイ』の背中のマダラ模様が、少しずつ色彩を失って墓石のような灰色へと変化しはじめているのに気づいたのは。間違いなく『ダザイ』は死んでいる。いや、今回ばかりは『死んでいる』ではなく、『死んだ』というべきだろう。私の勘違いだったとはいえ、以前であれば何度も死の淵から蘇った『ダザイ』に対して『死んでいる』という一時的な状態を示す形容が
他サイト用の作品を執筆していた私は、少し休憩しようとパソコンから目を離し、懲りずに水槽の蓋を持ち上げて『ダザイ』の
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます