第4話 魔王と冒険へ
俺は何とか女の子とともに帝都を抜け出した。
そして、少し離れた森に隠れ様子を見ることに。
すると、なぜか助けてくれたというか、抜け道に招待してくれた女の子も一緒に来てくれたので、なんでだろうと思い理由を聞くことに。
「なんで俺と一緒に来たんだ?」
俺は二日三日は食事をとれていなかったことから森にある果物を食べながら聞くことにした、ゲームであるはずなのにすごいリアル追求である。
ちなみに今の時間だとリアルではお昼ぐらいだろうから時間には余裕があった。
もう少し、せめてこの子の謎を聞いてからログアウトしよう。
「なぜか?あなたでしょう?私の封印を解いてくれたのは」
「え?封印?」
「?もしかしてだけど、王様っていう人殺した?」
俺はその言葉を言われ心に負荷がかかる。
「う……ん」
「そう、ありがとう。あの王が魔王の娘であるこの私、エリザ・デリエルの魔力を封印していて、あの帝都から動けなかったんだ」
「え……えええええ!?」
「もう少しで力が戻って、お兄さんぐらいの身長になると思うから待ってて」
すると、ほんとに俺に近い背になった?少し背は俺の方が上のような。
「封印されてから長いせいか、これぐらいしか身長元に戻らないけどまあいいや。そういえば君の名前は?」
「ナガル」
「ナガルはこれからどうする?」
「冒険するつもり。せっかくだし」
「そうか、じゃあ私もついていくね。恩も返したいし」
「えっと分かりました」
「よろしく」
「よろしく?」
この展開に疑問を持ちながらも承諾し、一緒に冒険へと行くのだが一旦そこで一度ログアウトした。
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