登場人物紹介。その後も含めて
【アイン・レオハート】
元々はゲーム会社に勤めていた日本人。彼女いない歴=年齢だったため、擬似恋愛体験ができるゲームにハマったのがきっかけ。社内のコンペで『ザマァ』のアイデアを出したところ、いきなり開発主任に抜擢。
思い悩みながらも、『平民少女の下剋上』を完成させ、売り上げが爆死。糞ゲーの称号を与えられた翌日に事故死。
生まれ変わったあとは、出生を隠しながらフォールド家で育てられる。
いずれ訪れるザマァに備え、日々情報収集活動に勤しんだ。
自分が転生者であること、この世界が自分の作ったゲームと酷似していることをオヤジに打ち明けてからは、世話になっているおじさんから、親友ポジションに昇格。
一番のお気に入りキャラだった悪役令嬢ステラを最初は観察したり、可愛がるだけだったが、月日が経つにつれ愛情に変化。
バカ王子からステラを略奪することに成功する。のちに結婚。
ゲーム内では特殊条件下にしか出てこない隠しキャラとして扱われていた。ゲームは残った開発チームが引き継ぎ、舞台、アニメ、実写映画化されるなどの功績を作るがアインは知らない。
下記のバカ王子のせいで急遽、次期国王になる。外交問題や政治に関しては妻であるステラの力を借りてなんとかこなしている。
「あのバカ王子、次にあったらぶん殴る!」
【ステラ・レオハート】
王国に古くからある公爵家、フォールド家の一人娘だった。責任感が強く、常に公爵家令嬢としてふさわしい立ち振る舞いを心がける。
才能豊かで、特技の中にはその道のプロを上回るものもある。向上心が高く、日々努力することを苦とも思わない。
一方、大衆からはその堂々とした立ち振る舞いから敬遠されがち。そのせいか、噂に尾ひれがつきまくり、怖いお嬢様というレッテルを貼られた。
学園入学一年目で、いがみ合っていた貴族令嬢たちを叱責し、まとめ上げたことで、女王としての地位を確立。
紆余曲折を経て悪役令嬢と呼ばれるようになった。
学園を卒業後は諸外国への短期留学をし、アインと結婚した。結婚後、幼い頃からの夢である王妃になったあとは才能をフル活用し、王国を更に発展させ、のちの歴史に名を残した。
「やっぱり、ツインテールはそろそろやめようかしら……でもアインがねぇ」
【リリア・ルルリア】
ゲームでプレイヤーが操作するキャラクター。
その容姿や一人称は、日本人だった頃のアインの好みで決められた。
ドジでおっちょこちょいといえば聞こえがいいが、実際は周囲に被害を撒き散らしながら暴れまわる迷惑な奴だった。
男子ウケしやすいことを武器に、思わせぶりな態度を取ると面白いぐらいに男が釣れる。
そのまま勢いに乗ってルークス王子に手を出し、ステラを貶めようとしたところでザマァ返しを受ける。
でも、乙女ゲームの主人公としては間違っていない行動だった。
ザマァ返しがきっかけで周囲との亀裂が悪化。ルークスの籠絡には成功したが、幸せそうなステラが憎々しいと考えていた。
その結果、かつて知り合った商人であるイナリに接触し、ステラの誘拐を依頼する。
誘拐事件の処罰として修道院に入れられる。
女性しかいない場所で最低限の生活を過ごすうちに神への信仰心が芽生え、シスターになる。その後の真逆の生活態度が認められ、その噂を聞いたステラの誘いで結婚式に参列した。
「修道院に入ってから体重が落ちて、体調が良くなりました。女性の皆さん、リリアと一緒に修道院ダイエットしませんか?」
【ルークス】
王国一番のイケメンと名高い第一王子だった男。文武両道で、大体のことは器用にこなす。
王族であることを誇りに思うがあまり、プライドが高く俺様キャラに。
物心つく前に親に決められた婚約を快くは思っていなかったが、仕方がないこと割り切っていた。
結果、まんまとリリアの釣り針にかかり、捕獲された。平民少女の下剋上2ndではネタキャラとして扱われる。
誘拐事件に関しては何も聞かされていなかったが、ルークスの名前を借りてイナリたちが準備をしていたりしたので厳重処罰を受けた。(騎士団ブートキャンプ〜死ぬ方がまし〜)
その結果かどうかは知らないが、自分を見つめ直すためだ! と書き置きを残して出家。自分の足だけで各地を旅し、修行僧になる。どこまでいっても迷惑なやつ。
結婚式のあとにアインたちと再会。関係者各員にボコボコに殴り飛ばされるが、耐え切った。
【ドランプ・フォールド】
公爵の位を与えられたフォールド家の現当主で、絵に描いたような威厳ある貴族。
ステラが幼い時に妻を亡くし、片親でも娘を立派に育てようと厳しく躾けていた。
親子仲は悪くないが、スキンシップがあまり無くて寂しい親バカ。
自身が若い頃からお世話になっていた前王に忠誠を捧げ、不祥事の後始末も進んで買って出た。
アインには義理と責任感を感じながら接していたが、ザマァの内容やアインの秘密を知り、親睦を深めるうちに家族の情が生まれた。通称オヤジ。
舞踏会の一件で、ルークスを見限った模様。
誘拐事件の件では国王を正座させて説教したことから、貴族たちから恐れられるようになってしまった。
バカ王子のせいで後継者がいなくなり、他の家から養子を迎え入れようとした時に帝国の騒ぎが発生し、なぜか若妻をゲットする羽目に……。
死んだ奥さんが夢の中で許してくれはしたが、後ろめたさを持っていた。
まぁ、親バカなので若妻との間に子供が出来てからはその子にゾッコン。幸せに暮らしている。
「気が付いたらフォールド家の領地や財産が倍近くになっていて怖い。新しい奥さんも怖い」
【国王】
バカ息子と父である前王のせいで色々と心労が絶えない王様。
今のところは名前がない。ステラについてはかなり気に入っているが、アインに対してはどう接すればいいかわからない模様。
誘拐事件やルークスの出家、帝国とのいざこざで見事に禿げた。
現在はアインに王位を譲って別荘で余生を楽しんでいる。フォールド家のオヤジが一番怖い。
勿論、再会したルークスをぶん殴った。
【前王】
優れた王として長年活躍してきたが、老いを感じて王位を退いた。
余生をフォールド家で過ごし、当主であるオヤジにある事実を伝えて天へ旅立った。
【サトウ・タナカスズキ】
元コロシアムのチャンピオン。帝国の出身で刀を使いこなすエセ侍。独特な言葉遣いで話をする。戦闘力最強筆頭。
ゲームでは主人公が攻略するキャラの一人だったが、本作ではリリアに出会う前にキャロルと付き合い始めている。
強さを求めて諸国を巡り、最年少で最強の座を手に入れたあとに騎士団にスカウトされる。その仕事の一環で学園の臨時講師になり、キャロルと出会い、例の誘拐事件が発生する。
その後はキャロルと結婚し、アインとステラの提案で男爵位を貰い、タナカスズキ家の初代当主になる。現在はバルジ領の軍事顧問や国王であるアインの護衛などを務める。
本気でぶん殴ったのに気絶しなかったルークスを見て自身の修行を再開した。
「人と人との縁って、不思議なものでさぁ」
【キャロル・タナカスズキ】
アストロ伯爵の一人娘として生まれる。幼少の時にコロシアムで戦う剣士たちに憧れ、騎士になりたいと願っていた。
趣味は剣の手入れや筋トレ。好きな食べ物はフルーツや鶏ささみ。女の子っぽいものに興味はあるけど、結局は剣に関係したものを選んでしまう。
元のゲームでは主人公の友人役として出てくるはずだったが、リリアがあの通りなので当然仲良くならない。代わりにゲームではモブキャラとして出てきたアヤメと仲良くなり、ステラとも交友を持つ。
誘拐事件以降はサトウと結婚。女性だけで構成された騎士団の副団長としてバリバリ仕事中。数年後には退役して実家に戻って子供を作りたい様子。
「私を脳筋と言ったのは誰だ!叩き切ってやる‼︎」
【アヤメ】
学園に通う一般家庭出身の女子。貴族だろうが関係なく言いたいことはサバサバ言ったりする子。割と勉強はできる方で、将来はどこかの商会に就職しようと考えていた。
学園の年頃の少女らしく、流行ファッションやモテるための秘訣などに興味があって、その手の雑誌を買い漁っている。
ステラとは学園ないでよく話していて、寮のルームメイトで親友のキャロルから紹介して欲しいと頼まれる。
そのことがきっかけで誘拐事件に巻き込まれる。
元のゲームではキャロルと一緒にでてくる名前付きの一般生徒Aみたいな感じだったが、紆余曲折を経てレギュラー化。
その後は自分で商会を立ち上げ、貴族のコネをフルに使って事業を拡大。敏腕女社長として世間に知られるようになった。
よく、諸外国に貿易交渉に行く際にイケメンで強い修行僧を探したりしている。
「立派な男より、ちょっとダメなくらいがいいわね。まぁ、甘やかしはしないけど」
【アストロ・バルジ】
バルジ伯爵家の当主。キャロルの父親。名馬が多い土地で、畜産業が栄えている。
貴族としての手腕はそこそこだが、人付き合いがいい。
子供は二人いて、息子は次期当主としての英才教育を受けさせている。娘は嫁入りするまでは自由にさせてあげようとしたら、まさかの騎士になった。
最終的には婿をゲットしたし、王族との繋がりも作れたのでよかった。
「娘がどんどん強くなるが、あれは何を目指しているんだ?」
【イナリ】
帝国の都市ナンバの出身。悪い商人で、見た目が胡散臭い。
色々な悪事をしていたのをサトウに潰されて国外追放。再起をかけてやっていた人身売買の標的にステラたちを選んだ結果、返り討ちにあう。捕まったあとは処刑された。
【グルムンク】
南国出身の剣士。コロシアムの次期チャンピオンと言われながら、イナリの用心棒をしていた。
自分が最強だと証明するためにサトウに襲いかかるが返り討ちにあう。
イナリと同様に処刑された。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます