設定メモ各種


・主題

いつも通りだ、問題ない。メタネタは含むが……。


ジャンルとしては新日常系+バトル物


『不正破壊者の我侭姫』(チートキラーのデンドロビウム)

(『アーケードリバース・パルクール』)


・概要


チャート的には、以下のようになる。


1:活躍

主人公があるゲームに参戦する。その成績は他の参戦者や観客を驚かせるほどの脅威だった。


最初に戦った相手は「チートめ!」と吐き捨てるように言ったのだが、彼はチートを否定したという。



2:挫折

ネット炎上、コンテンツ流通の妨害、芸能事務所の思惑――様々な要因が絡んだ結果、観客が気づかない内にゲームの様子は変化していく。


主人公は、このような状況になる事は百も承知だったのだが、それに加えて自分が関わったゲームは呪われると言うネット上の都市伝説も加速していき――。


やがて、主人公は都市伝説に恐怖し始めていく。


3:大活躍

ライバルとの出会い、ランカーまで到達した事でゲームの世界を破壊しようとした勢力を撃退する。


しかし、それだけで全てが終わる訳はなく――主人公は、自分を貶めた都市伝説を拡散したマスコミや芸能事務所に対し、根絶すると宣言した。


その後にアルストロメリアと決戦、最終的には――。



・年代

西暦2019年7月~10月(前半)、2019年10月下旬~西暦2020年1月(後半)



・あらすじ

 西暦2016年、埼玉県ではふるさと納税での返礼品である【何か】が大きな話題となった。

それは、新たなARゲームの出資者に慣れると言う物だったのだが、それを返礼品にした事に関して意味が分からないと言う人物も――。

しかし、これに関して大きな何かを感じた何人かが草加市へと納税を行い、その返礼品を受け取ったのだと言う。



 そこに書かれていたのは、新たなARゲームを草加市で展開する為の出資金募集とも言える書類だった。

出資金に関しては既にふるさと納税扱いで集めている為、新たな金額が要求される事はなかったらしい。

返礼品を物ではなく、出資という形にしたのは別の意味でも画期的だったのかもしれないだろう。

その後、この出資は別の意味でも衝撃的なものへと変化していったのである。



 西暦2017年、返礼品として第1次報告書が同封され、そこで衝撃的な報告が話題となる。

それが草加市全体をフィールドにしたARゲームの計画書だった。

更に、このARゲームによって得られた収入を草加市以外の埼玉県全体にも――環境の改善で使用されると言う。

納税者からはARゲームで本当に環境改善をする事が可能なのか疑問に思う声もある。

しかし、それさえも――この計画は納税者や市民の疑問を覆せるほどの力があった。



 西暦2018年、第12次報告書――去年の中期ごろから正規サービスを開始したARゲーム『アーケードリバース』が埼玉県内を変化させて言った。

道路の舗装、周辺エリアの清掃、ゴミの不法投棄を取り締まるボランティアの確保、それ以外にも様々な資金をARゲームが捻出していたのである。

他の都道府県は疑った。今年に限ればふるさと納税の納税額順位でトップ3に入る程の額が納税されている事実に。



 しかし、その環境も変化していく。ARゲーム等を含めて日本の情勢でもさまざまな不安要素を抱えている中、ARゲーム特区の一つとなっていた埼玉県で一つの事件が起こった。

突如として姿を見せたアンノウンと呼ばれる存在――それを撃退する為、他の都道府県では配備されていたARゲームガーディアンが増強される事になる。

そのアンノウンは一般市民には見えない存在であり、ARゲーマーではないと見えないと言う。



 西暦2019年、埼玉県以外でもARゲームが市町村の町おこしなどで行われている中で――ある事件は起こった。

事件と言えるかどうか不明なそれは、ネット上でも都市伝説の類として拡散されていく。

ネット上では【青騎士】と呼称されて拡散されていたその人物の正体は――未だに誰も知らない。

次第にARゲームで様々な事件がピックアップされていき、再び【青騎士】の名を聞く事になった時には――事件は解決していたのである。



 西暦2019年7月、青騎士の事件の記憶が新しい中で『アーケードリバース』は新たな展開を迎える事になるのだが――。



・導入部分

最初は『アーケードリバース』の中継や動画、コンテンツ流通の様子がメイン。


デンドロビウム以外には、ジャック・ザ・リッパーも登場。


・起(時代設定等)

アルストロメリアがガジェットを手にする⇒バトル参戦まで(ステージ1及びステージ2)


ガジェットを手にするまでには、ふるさと納税の事情などもあるので、そちらの説明も。


それ以外ではアーケードリバースのルール説明なども。導入では説明を省いている個所もある為。


他のプレイヤーとしてはヴィスマルク、アイオワが登場する。


ジャックも登場するが、あまりメインとしては動かない。ビスマルクも登場し、他のメンバーも姿を見せる。

(アルストロメリアは顔見せのみで、本格参戦は後ほど)


アルストロメリアの参戦するきっかけやARゲームの時代背景も語られる。





・承(起を受けて、物語が進む)

青騎士を名乗る人物が登場⇒超有名アイドルによる市場独占危機まで(ステージ3、ステージ4)


アルストロメリアの本格参戦は、ここから。橿原、山口飛龍も大きく動くのはここから。


チートプレイヤーを駆逐していく高雄の本格参戦も、ここから。

高雄とデンドロビウムのやり方が似ている事に対し、不信感を持つようになるのはアルストロメリアも同じだが――。

その中で、ペンドラゴンがあるチートプレイヤーに撃破されると言う衝撃的な事件が起こる。

そのプレイヤーと言うのが、青騎士と名乗った事で――。


次々と姿を見せる青騎士に対し、アバター説やゲームプログラム説などが浮上するのだが――。


最終的に、青騎士に便乗したネット炎上勢力は駆逐する事に成功する。


その一方で、デンドロビウムの正体に踏み込もうとした人物もいたのだが――。


それからしばらくして、青騎士便乗勢力は姿を見せる事はなかった為、残るはチートプレイヤーの根絶だろうと誰もが思った。


しかし、青騎士が再びフィールドに現れた事で事態が急変する。


青騎士騒動が再び注目を浴びている中、芸能事務所がとある計画を実行に移そうとしていた。


ステージ3は芸能事務所の計画がメインとなる一方で、他のプレイヤーのプレイ光景なども入る。


それ以外では、高雄対ビスマルク、ガングートの出現、アルストロメリアのスタイリッシュプレイ、別ARゲームの事件に関してなど。

アカシックレコードに関してもステージ3の途中から本格的に言及され、ステージ4では遂に本筋に絡む。


ステージ4では主に青騎士騒動に便乗した勢力の末路、別の可能性を模索する人物、あるアニメ作品をなぞったような謎の事件――。


更には、鹿沼の動向や芸能事務所A及びJの撤退劇等も描かれる。

(アーケードリバースへの撤退を決めたのみで、他のエリアへの進行等は止めていない)


芸能事務所AとJに関しては、草加市からは撤退するが――それ以外から囲みこもうと画策していたのだ。

それは、後の市場独占危機に直結する。



・転(状況が大きく動く)

偽の青騎士捜索⇒偽の青騎士撃破まで(ステージ5、ステージ6前半)


青騎士の偽物は既に何人かが討伐済みだが、その中でも超有名アイドルに協力している人物や自身がアイドルである等の青騎士は健在していた。

ガーディアンは青騎士の一部を泳がせており、そこからアジトごと潰す気でいた。

そうしたガーディアンのやり方に対し、逆の路線で青騎士を潰していたのが高雄でありデンドロビウムだった。


ステージ5では、アキバガーディアンも本格的に動きだし、謎の青騎士に関する謎を解明していく。

それ以外ではARゲームの動向、ガングートのプレイから何かを見出したビスマルクの激突も描かれる。


ステージ6前半ではアキバガーディアン以外のガーディアンも本格的に動きだし、本格的に青騎士の正体を探ろうとする。

(更には例のアニメや過去のARゲームを巡る事件に関しても言及)



激戦が展開される中で、デンドロビウムは青騎士騒動には介入せず。その理由は青騎士の目的がチートにないと考えていたのだが――。

その一方で、デンドロビウムが青騎士騒動に介入しない事に不信感を持ったのがアルストロメリアであり――。



・結(物語の結末)

真相判明⇒エピローグ(ステージ6後半、ステージ7)


真相判明の前にヴィザールが登場する。今までは別名で行動していた事も、ここで判明。

最終的には超有名アイドルの芸能事務所が行っていた不正を暴くのは彼女の仕事となる。

(彼女と言うか、ガーディアンが行う形。プレイヤーが過剰介入している事にも触れた上で)


その中でデンドロビウムは、遂に宿敵とも言えるアルストロメリアと対決をすることとなる。


アルストロメリアも、今までストレートに言えなかったアーケードリバースの真の目的を明かす。


決戦後、アーケードリバースは予想外の人気となり、ふるさと納税のあり方を変えただけでなく、その後のコンテンツ流通を変える流れを生み出した。

ふるさと納税のシステムに関しては、若干の無理があったとして終了をする事になるのだが――アーケードリバースはサービスを続ける事になった。



##用語集##


・アーケードリバース

『アーケードリバースを見るときはアニメ的演出等の都合上、部屋を明るくして、画面から離れてからご覧ください』

『アーケードリバースはルールを守って、正しくプレイしましょう。違法プレイなどの不正行為はランカーにあこがれる子供達も見ています』


ARパルクールのカテゴリーに入るが、走るだけの競技ではない。目的は目標オブジェクトをゴール地点へと導けばクリア。

オブジェクトは輸送トラックや輸送機のVR映像だけでなく、相手と争奪するようなコンテナなどもある。

(相手のオブジェクトロストでも勝利となるのだが、争奪するオブジェクトの場合はロストすると無効試合となる)


大きなルールとしては、相手プレイヤーの殺傷及び事故を誘発する行動の禁止、違法チートや不正アプリ禁止、八百長禁止である。

(細かい規定も存在し、公営ギャンブルの様に扱う事、戦争の道具にする事、ネット炎上に悪用する等を禁止している)


1対1のVSルールも存在するが、メインはチームプレイ。


チートでなければサブウェポンやガジェットの持ち込み制限はない。ガジェットは特定のコンテナやガレージエリアで交換が可能。


テレビでも中継されており、視聴率50%もザラである。過激なコスプレイヤーが出ている等の特殊仕様は深夜枠で放送されるケースもあるようだ。


こうしたルールを構築したのは、武者道(むしゃどう)というゲーム会社の社長である、山口飛龍。



-ARガジェット

形状は腕に装着するタイプのタブレット端末。腕以外にも装着可能。


ゲームをプレイする際はゲームアプリをダウンロードし、表示されたアイコンをタッチする事でアーマーが装着される。


フルアーマータイプなパワードスーツもいれば、仮面ライダーの様な物や魔法少女等のバリエーションがある。

(どのように変身しているのかは企業秘密)


それでも安全性が物凄い物があり、どのような原理なのかは不明だが高層ビルから飛び降りても無傷と言う。

(それこそご都合主義とも言われそうな気配がするのだが――)


なお、変身時にはインナースーツが装着される為、全裸からアーマーが装着される事はない。


・チートガジェット

本来のルートとは別のルートで拡散しているガジェット。ARゲームでチートガジェットを使用すると、ライセンスはく奪などのペナルティを受ける。


その威力は想像を絶するものであり、過去のARゲームで使用が禁止されたガジェットもチート扱いされているケースがある。


ARゲーム運営は、このガジェットの存在を否定し、根絶しようと動くのだが――。



・ARゲーム

拡張現実(AR)をゲームに使用した物で、VR(仮想現実)とは素人では区別出来ない位、その技術は想像以上の仕上がりとなっている。

様々なジャンルのARゲームが存在し、全てのARゲームを合わせて1000万人のアクティブユーザーがいると言われている。


本作ではVRゲームの方がスタンダードすぎる為にARゲームは普及していない。



・ガーディアン

今作ではサイタマガーディアンとアキバガーディアンが存在。超有名アイドル勢の様なコンテンツ流通を阻害する勢力の監視が目的なのは他シリーズと変わらない。


ただし、今作ではゲームでの大型勢力としても描かれる。


・賢者の石

超有名アイドル商法を表すネットスラングとしての「賢者の石」、アカシックレコード経由で得られたものではないのだが――。


・アカシックレコード

例によって登場するが、今回は特定の人間のみがアクセスを独占している訳ではない。その為に起きたのが青騎士事件なのだが――。



・世界観

超有名アイドル商法に疲弊し、ソシャゲでも廃課金等が問題になっていたコンテンツ市場、それを何とか打開するコンテンツが必要とされていた。

その中で生まれたのが、『アーケードリバース』だった。『武士道』というゲームメーカーが没になる予定だったARゲームを利用し、新たな市場を確立しようと考える。

その後、さまざまな協力者を得る為に草加市と交渉し、最終的にはふるさと納税等の税収で開発をしていく事になった。


その一方で、芸能事務所は相変わらずのゴリ押し商法を続けており、ある意味でもコンテンツ疲弊を生み出す事に。


ARゲームで町おこしをした草加市は、そうした背景を踏まえて新しい町おこしの形を生み出そうとしていたのである。



##勢力図##


・ネット炎上勢力

モブのみ


・ガーディアン

モブのみ


・登場人物

デンドロビウム

アルストロメリア


アイオワ

レーヴァテイン

高雄(ステージ3でフェードアウト)

ヴィスマルク

ジャック・ザ・リッパー(島風)


・所属なし

スレイプニル(ヴィザール)

ビスマルク


・武者道

山口飛龍以外はモブ

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