第3話 くさい俳句


 先日、俳句コンクールに応募したとき思いついた俳句です。応募作品はもう少しおとなしいものです。



 春日和 脇に浸み出る 臭い汗

(ハルビヨリ ワキニシミデル クサイアセ)

 季語 春日和 季節は春


 春の汗は、夏の汗より臭いそうです。気をつけましょう




 梅雨も過ぎ 栗花の匂いに 無表情

(ツユモスギ リッカノニオイニ ムヒョウジョウ)

 季語 栗花 季節は夏


 独特なにおいです。彼女との初めてのデートのデートコースに組み入れてはいかがでしょうか。なにがしかのご利益があるかもしれません。




 黄金道 銀杏の実の 臭い道

(コガネミチ ギンナンノミノ ニオイミチ)

 季語 銀杏 季節は秋


 銀杏の落葉で黄色くなった道を歩いていると、嫌な臭いがします。積もった黄色い葉っぱと一緒に銀杏の実が落ちていました。




 枯草の 陰に隠れた 犬のふん

(カレクサノ カゲニカクレタ イヌノフン)

 季語 枯草 季節は冬

 犬がかわいいなら、ちゃんと後始末をしましょう。今月近くの公園で2回も踏んづけてしまいました。どの飼い主さんもその気はあると思いますが、どうしても多頭散歩をしている方は目が届かないことが有るようです。





 俳句ばかり考えていると、俳句脳になります。健康のためほどほどにしましょう。

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