第3話 悪魔の彼女とおっぱい。

「お邪魔しまーす」


 俺は今日俺の彼女になった黒魔叶に開けてもらった扉の中へと入る。

 

 黒魔さんが住んでいるのは高級マンションの最上階なんてことはなく、とある二階建てのアパートの204号室だった。


 俺は人の家に入る時の決まり文句を言ってから彼女の家へと入る。


「んふふ。誰もいないのにお邪魔しまーすなんてなんか変ね」


 黒魔さんが艶っぽい表情で俺に微笑みかける。

 2人っきりの空間でこんな風にされると俺の心が舞い踊ってしまうわけで。

 俺は恥ずかしくなって黒魔さんから目を逸らしてしまう。


「んふふ。こうすけくん。かわいい」


 またも扇情的な感じで俺を誘惑してくる彼女。


 彼女、黒魔さんの部屋は殺風景な感じで、必要となるものしか置かれていなかった。


 白地の壁紙に、白色のクローゼット。

 それに、白色の清潔そうなベット。

 白を基調として部屋はアレンジされていて……

 

 そして必要となるものが、ベットのところに目覚まし時計の隣にピンポイントで置かれていて、


 目に入ったのは、『0.01ミリぴったりフィット』と書かれたもので。

 思わず俺はいけないものを見だ感じがして目を逸らしてしまった。


 なに!? あれってゴムだよね?

 女の子が普通あんなところに置く?


 俺はあまりの事実に心が乱れてしまう。


「黒魔さんの部屋綺麗だね〜」


 あまりにも衝撃的なことに俺から出た言葉は平凡なもの。


「んふふ。嬉しいわ。そんなこと言われるなんて」


 黒魔さんが自分のベットに腰掛けまたも艶っぽく笑ってくる。


 俺は黒魔さんの隣に腰掛けるなんてことはせずに地面に座ることにした。


 それでも2人でいるという状況にチラリと見れば目に入る美しい脚。

 その間には暗くてよく見えないがあれがあるのが想像できて。


 俺の鼓動がどんどんと早くなっていく。


 それでも俺はまだ付き合って1日も経たない彼女を押し倒して、嫌われるなんてことにはなりたくなかったので、こみ上げる欲望を必死に押さえ込む。


 それなのに黒魔さんはそんな俺の封印を簡単に解き放ってしまう。


「んふふ。こうすけくん。わたしのおっぱい揉んで」


 ブフー!


 俺は思わず驚いた吹き出してしまった。

 なになに!? 今なんて言った!?

 俺の聞きまちがいだよね?

 そうだよね!?


 と、俺が脳内をフル回転させ、状況を把握しようと黙っているところ、


「こうすけくん……聞こえなかった? わたしのおっぱいを揉んで!」


 あはははは。

 やっぱり聞き間違いではなかったようだ。

 

 黒魔さんは顔を赤らめて、俺を誘惑するような表情見つめる、


 そして、俺の理性が消え去る。

 こんな美少女に、そしてこのシチュエーション。そして少女からのお誘い。

 こんな状況下で理性的でいられる男がいるであろうか、いやいない。


 俺は黒魔さんに飛びかかるようにして黒魔さんを押し倒す。


 そして、俺は黒魔さんのおっぱいを揉んだ。

 

 野獣と化した俺は気付くことが出来なかった……

 黒魔さんが一瞬見せた嗜虐的な笑みに……

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