痴女ずきんちゃんと狼さん(童貞)

赤ずきん「(ベッドにいる狼に馬乗り。サイコっぽいアニボで)狼さんのお手手はどうしてそんなに大きいのですか……いいえ答えなくてもよいのです。赤ずきんを力強く抱き締めるためなのですね」


狼「(馬乗りにされて苦しそうに)ちがっ……違うよっ!!!」


赤ずきん「狼さんのお目目はどうしてそんなにキラキラしているのですか? まるで赤ずきんを迎えに来た王子様みたいなのですよ」


狼「違うって! 涙目だからだよ!」


赤ずきん「お口も大きいのですねえ……舌遣いがよさそうなのですよ。赤ずきんのここやあそこをぺろりんこしたいのでしょう?」


狼「勝手に決めないで!!」


赤ずきん「狼さんの身体は大きいのできっといろんなところが大きいのですねえ。(舌なめずりをして)赤ずきんにはわかります」


狼「やめてそんな目で見ないで!! あっ、いやっ触らないでっ」


赤ずきん「うふふ、赤ずきんが欲しくてベッドで待っていたのでしょう?(頬にキスする)」


狼「ぎゃああっ!! ち……違うもん!! おばあさんが病気だから、お花届けに来ただけだもん!!」


赤ずきん「じゃあなぜおばあちゃんの寝間着を着て、おばあちゃんのベッドに入っているのですか?」


狼「そ、それは……」


赤ずきん「それは?」


狼「おばあさんが好きだから……(泣きそうに)好きな人のパジャマが脱ぎ立てで置いてあったら、嗅いだり……着ちゃったりするじゃん? あったかみが残ってるベッドとか、くんくんしちゃうじゃん?」


赤ずきん「(呆れたように大きくため息をついて)あ~あ、狼さんは多分、変態さんなのですね?」


狼「変態でもなんでもいいよ、もう……仕方ないじゃん、好きになっちゃったんだもん」


赤ずきん「老け専キモいのです。赤ずきんはピッチピチでジューシーなのですよ?」


狼「俺はおばあさん一筋なの! ……あっどさくさに紛れて触んないでっ! いやらしいっ! 不潔っ!」


赤ずきん「うふふふふ、赤ずきん、おばあちゃんに言いつけちゃおうかなあ……と思うのですよ」


狼「あっ?! 待って?! (弱々しく)おばあさんには言わないで……頼むから」


赤ずきん「うふふふふ、言わないであげてもよいのですよ、でも狼さんには、赤ずきんの言うことを聞いてもらうのですよ」


狼「えっ」


赤ずきん「赤ずきんとメイクラブしてメイクベイビーしたら、黙っていてあげてもよいのですよ」


狼「えっ……やだ! やだったら! 俺、初めてなんだから! 初めては好きな人とって決めてたんだから!」


赤ずきん「(ドスを利かせて)カマトトぶんじゃねえよくそ変態。ババアにチクられたくなかったら、さっさと脱ぎな」


狼「誰か助けて!! 誰かあああああ!! (泣いて)やだああああこんなふうに俺の咲きめの蕾が散らされちゃうなんてえええ!」


赤ずきん「うるさいのですねえ(服を破く音)」


狼「ぎゃあああああああっ! やだっ! やだああああっ! お、おばあさーん! おばあさーーーーん!」


――終劇。

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