第219章 ステレオタイプというビール
ステレオタイプ、それはビールと似ている。
表面の白い泡の下に、黄金の水がある。
きっと、ステレオタイプも思い込みがつくるビールなんだろう。
テツガクちゃん
気づいてしまいました! 私!
ステレオタイプはビールと似ていることに。
ビールは白い泡の下に、黄金の水があります。
ステレオタイプもそうだと思います。
先入観がつくる思い込みのビール。
そんな感じです。
肯定
たしかに、似ているのかも。
思い込みのビールとか偏見のエスプレッソとかね。
泡の下に黄金の水や深淵の玄色がある。
幽かな幻想の泡。
それが下にあるものを隠してくれるから、面白くて美味しいのかもね。
テツガクちゃん
そうですね。
白い雲のような泡の下にある黄金の水。
クリームのような泡の下で、目の覚めるような玄い深淵に出会ったり。
そんな面白くて美味しい味は、イメージにもあると思います。
ある国の人は、眼鏡をかけて、カメラを持っている。
そんな一つのイメージ。
ですが、本当にそんなイメージの人がその国にいるのでしょうか?
それが気になって仕方がない。
そんな出会いのきっかけを作ってくれるのが、ステレオタイプという思い込みのビールのような気がします。
肯定
僕もそんな気がするよ。
思い込みのビールに酔い過ぎてはいけない、という部分も似ているよね。
ステレオタイプ。
そういう先入観が描く、偏見を持ってはいけないわけではない。
むしろ、それを持たない。無関心の方が問題になったりする。
だけど、そのイメージに溺れ過ぎてもいけない。
お酒やコーヒーと同じように適量が大切。
そんな感じかな?
テツガクちゃん
そんな感じです。
『つうといえばかあ』ですね。
肯定さんも私も今、同じ景色を共感しているようですね。
思い出のビールや偏見のエスプレッソを飲みながら。
面白さと美味しさを探している。
あなたの先入観は、どんな飲み物を作ってくれますか?
その味は、人それぞれ違う、『唯一無二』のステーキな飲み物です。
泡の下に隠れた深淵を知りたくなるような、そんな味です。
その味を届ける飲み物。
それはとても大切で、バランスが必要なものです。
『大いなる大切さには、大いなるバランスが伴う』。
そんな秘密の言葉もあるくらいです。
いつか、お互いの秘密の飲み物を一緒に飲みながら、面白さと美味しさを探す旅。
その景色をあなたと共に見られたら……。
そんなイメージを大切に。
それを描く先入観も大切に。
バランスのロックンロールを動かし続ける。
あなたは、これからどんなイメージを描くのでしょうか?
その秘密の味は、とてもステーキで大切な味だと思います。
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それでは、また次の機会にお会いしましょう。
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