それは残像だ

孤召欄(コメラン)

残像

俺は蔵斬ぞうざん 惰麤令だそれこの名前は嫌いだ。

まず小学生の頃自分の名前の漢字が書けず馬鹿にされた。

中学生以来友達からは「くらきり」とか言われまくっている。

親に怒りをぶつける事も出来ない。死んだんだよ。おばあちゃんいや死にかけのおばあちゃんが一人の親族だけ。でももう終わり。

死にかけって言ったけど、もう違うトラックにはねられて死んだ。葬儀もお坊さんと二人。知り合いはいない。いるのはおばあちゃんを馬鹿にしていたババアどものみだ。

どうやって死のうと考えていたら、白い部屋にいた。

「蔵斬ミソレさんの代わりの蔵斬惰麤令さんご登場です」

一体なんの事だ?意味がわからない

「転移できます」

一方的過ぎる

こいつ頭おかしいと思うが信じてもいいんではないのかという気がした。

「転移するとどうなるの?」

「強い能力を手に入れられます。」

なるほどね

「おばあちゃんの代わりってなんなんだよ」

「おばあちゃんには転移の権利がありましたが精神又生命力がすり減っていたのであなたに変更されました」

理解してないと思うが理解をした気になった。

「強い能力ってなんなんだよ」

「今、決めるという事でよろしいですね?」

「は、はい」

「ではその手に握っているダーツをこれに投げて下さい」

急に手にダーツが入っていた。そして手にあるダーツを見た一瞬で目の前にダーツボードが出てきた。

ダーツボードはクルクル回り文字も見れないようになっていた。

「外すとどうなる?」

「能力無しです」

これは決めるしかない。ダーツは得意だ。

まずはセットアップ(構え)。ダーツボードに対し、顔は正面を向き、両目でしっかりと狙う。このとき、「狙う場所」「目」「ダーツ」が一直線になるようにする。

次にテイクバック(ダーツを引き寄せる)。肘を中心として、腕がおうぎ形を描くようにする。手は、自然と手のひらが上を向くようにすると無駄な力が入らない。

その次はリリース(ダーツを投げ放つ)。肘を動かさず、紙飛行機を飛ばすように投げる。指を同時に離す。指離れが遅れると不安定な飛び方になる。

最後にフォロースルー(ダーツを投げ放った後に腕をまっすぐ伸ばす)。狙った場所に手を伸ばすイメージするといい。

「なかなかの説明ですね。語尾だけ変えた受けおり(コピペみたいなもん)ですね」

そんな言葉を無視し投げた。

しっかりとダーツボードに刺さった。

「(笑)(warabi)w草」

???

「何がおかしいんだよ」

「だってwwぞうざんがスキル残像を手に入れたんだよwww」

そのスキル強いのか?

「いいからさっさと渡せ」

「じゃあそこに入って、もう君がここに戻って来れるのは君の世代の雲孫うんそん(本人を1世とすれば9世(8代後)の末裔のこと)ぐらいじゃない?まあ運が良ければだけどね」

「関係ない話だな」

「そうだね、じゃあね」




気づいたら一本の樹の下で寝ていた。ここはどこなんだ?へんな奴と話していた気がする。とにかく歩いて人を見つけるか。

どれくらい歩いただろうか。そうすると大きな擬人化豚(オーク)みたいな奴が崖から沢山見えた。

「キモッッ」

王冠を被ったオークがいた。その奥から人の声が聞こえた。(人、豚、王豚、自分の順)

「……無理だ。無理だ。」

でも自分のせいで助けないせいで殺される。

「自分は強い。自分は強い。」

「おらぁぁぁぁぁ」

王豚に殴った。痛くも痒くもないと言わんばかりの嘲笑い顔で僕を捕まえようとしてきた。絶対に逃げられない。

……せっかく転移したのにな…これで終わりか。

『スキル』*残像*

王豚の掴みは空振りした。見ていたものが残像だと言わんばかりに。

王豚は驚き、部下に斧を持って来させた。

僕が妨害出来るわけもなく、王豚は僕に攻撃を仕掛けてきた。


€冒険者(クラウ)

「皆どもぉぉぉー。準備はできたかぁぁ」

「うおぉぉぉぉぉぉぉ」

「今回はオークロードの討伐。一人、1金貨だぁぁ」

「愛してるぜぇぇ。ギルマスゥ」

こんなうるさい奴らとは同類にされたくないが俺も冒険者だ。

オークロードと言えばなかなかの強さ。

オークはまあ中の下。オークロードは上の下。桁違いの強さ。

そのために俺が呼ばれてきた。

どんどんばったばった倒していくが時間と体力が水のように消えていく。

「5時間がたった。正攻法じゃ無理だ。よしオークロードを倒そう」

ん?抜け駆けしている奴がいるぞ?抜け駆けとは許せん

見ない顔だな!まあいいか

「君、なにをしていr」

こっちを振り向いた。その瞬間、オークロードの斧が彼の体に当たろうとしていた。

とっさに庇おうとしたがこけて、間に合わなかった。

「くそ、くそがぁぁ。抜け駆けなんてするからだよぉぉ」

「抜け駆けなんてしてませんが?」

「???」

なんで生きてる?[神速]のソニクッでも回避は無理だぞ

「俺は攻撃力が足りない。ヘイトは俺がやるから」

そういえばオークロードの体に傷が付いていない。しかし体が両者ともフラフラだ。オークは体力と筋力が凄まじい。しかもオークロードともなればさらに体力があるはず。

とにかく倒さないと

はっきりというと簡単。ヘイトは全て彼に行っているため一切攻撃が来ない。

五分で倒せた。

オークロードが死んだと確信した瞬間彼は真っ直ぐに倒れた。

さっとかっこ良き決めたが見ているものは誰もいない。

オークロードが死んだおかげかオークの連携がごちゃごちゃになり、彼を運びながらでも余裕で倒せた。





€蔵斬(主人公)

人が来た。これで終わりか。じゃあなオークロード

「君、何をしていr」

おっと攻撃が来た。

『スキル』*残像*

あの男、自分に走って来て転んだぞ。馬鹿なのか?

「くそ、くそがぁぁ。抜け駆けなんてするからだよぉぉ」

なんでそんなに悲しそうなんだ?というか抜け駆け?

「抜け駆けなんてしてませんが?」

「???」

なんで驚いているんだ?

そんなことよりもオークロードと決着をつけねば。

「俺は攻撃力が足りない。ヘイトは俺がやるから」

俺だけで決着をつけたかったな。でも出来ない。すまないオークロード

戦いは今までが無駄であったかのような戦闘時間だった。

安心をすると力が抜けた。



€冒険者(クラウ)

「今回は俺らの勝ちだぁあぁ」

「今回のMVP!クラウさんだぁぁ」

「いやークラウさんが殺してくれなければどうなったことやら」

いや、俺じゃないんだ

「今回のMVPは俺じゃないんだ」

「どういう事だ」(ざわざわざわざわ)

どこにいる?あ、そこにいる。

「そこで寝ている青年だ。起こさないであげてくれ」

「尚更どういう事なんだってばよ」

俺も知りたいぐらいだよ

「全部は見てない。しかし、オークロードが疲弊していたんだ」

「オークロードは疲弊?馬鹿言ってんじゃねえよ」

俺も同意見だよ。この目で見ちまったものはしょうがねえ

「しかし彼は俺が避けられないと思っても避けるんだ」

「それは凄えな。でも寝てるんだったら待ってられねえ。クラウをMVPをしてまずは祀って、起きたらもう一度やろうや」




€蔵斬(主人公)

ここは?きっと攻撃役の人が連れて来てくれたんだな。

それにしてもゲロがヤバい。攻撃役の人にお礼言わなきゃ。

どこだ???

「真のMVPが起きたぞ」(え?まじで!ざわざわざわざわ)

あ!攻撃役の人だ

「青年。君の話を聞かせてくれないか?」

?何の話だ?

「なんの事ですか?あと名前も…」

「俺?俺はクラウだ。オークロードをどうやって疲弊させたんだ?」

疲弊ってそのままですけど。残像って言って信じてもらえるかな?

「ずっと回避していただけです」

「そんなわけあるかよ」(そーだ、そーだ)「じゃあ試合だ」

「試合?今ですか?」

「じゃあ明日冒険者ギルドだ」

冒険者ギルド?

「冒険者ギルドってどこですか?」

「じゃあもう冒険者ギルドに泊まってけ」

死ぬほど酒を飲まされ酔っ払い、クラウさんに冒険者ギルドまで運ばれた


「おはようございます。体が疲れていたので治しておきました」

筋肉痛になってなくて良かった。っておい筋肉がつかないじゃないか

「…ありがとうございます」

「あと一時間後に女騎士コロクッさんと戦闘です」

…なんで戦闘になるんだ?

「あれ?なんでだ?って感じの顔していますね」「そんなにお酒飲んじゃうからよ」

五分後

カクカクシカジカと説明された

「なるほど」

「じゃあ頑張ってね」

一時間後

「今回は回避青年vs女騎士コロクッ」

「『回避青年』意気込みは?」

「あ!頑張ります。ついでに名前は蔵斬 惰麤令です。」

「『女騎士コロクッ』意気込みは?」

「みんなが期待しているように化けの皮を剥いでやるよ」

化けの皮って酷いな。そんな事ないのに。

「3、2、1、レディースタート」

剣、怖いわ。あぁ、当たりそう。

『スキル』*残像*

(ふおぉぉすげぇぇぇぇ[観戦している冒険者]) そんなにか?

すみません。コロクッさん殴らせていただきます。

「グフォ」

何かに目覚めそうになるぐらい、いい音だ。たまらん

おらおら!やって欲しかったんだろ?おらおら!

「ピピー。勝者『回避青年』」

「優勝賞品として、冒険者ギルドランク『緑』」(緑!!!)

あげすぎとかブーイングの嵐になった。

「緑ってどれくらいですか?」

「そんな事も知らないのか?回避青年」

コロクッさんが起き上がり

「下から、白、オレンジ、青(私)、黄、緑、茶、黒よ」

なるほど空手と一緒か

「更に剣もあげましょう」

剣か。使えるかな?

「回避青年よ。君は強い。都市にいくとよい。」

なんかブーイングの嵐だったし、都市に行こう

「は、はい」

「今回のオークロード討伐のお金」

どっさりしていた。ちょっと重かった。

そのお金で都市に行くことにした。

馬車しかないのか乗り心地悪そうだな。しょうがない



現実都市

関所がある。

「君、身分となるのがあるかな?」

無いとどうなるんだろう?

「冒険者ギルドランク『緑』です。これが証拠です」

「年齢、名前、体重を教えてくれるかな?」

た、体重?

「18歳、蔵斬 惰麤令、体重を言う理由は?」

「体重はなんとなくだよ」

なんなんだこのおっさん

「冒険者ギルドはどこですか」

「真っ直ぐ行って、銀行があったら右に行くそしたらあるよ」

地図とか無いんか

「ありがとうございました」


冒険者ギルド

ギュイー(古めのドアが開く音)

右を見ると沢山の紙が貼ってあった。

そこに大きいが古い紙で

「ダンジョン攻略」

とあった。

ロマン過ぎる

行ってくるか

「すみません『ダンジョン攻略』を受けたいんですが」

「あー、すみませんそれは緑以上っていう決まりがあるんです」

緑危ないなーギリギリじゃん

「緑ですけど」

パッと渡す

「いやいや、馬鹿にしてはいけませんよ」

とカードを何かに差し込んだ。

「ほらね。にせm?は?本物?」「何円で買ったの?」「正直に言いなさいよ」

と質問責めされた。

挙げ句の果てには

「私は受付の特権を使うわ」

「受付の特権?」

「そう、あなたみたいな貴族の繋がり、お金、権力でギルドランクが不正に上がって無いか調べる権利よ」

「調べるってどうやって?」

「戦いに決まってるでしょ」

「誰と?」

「うーん誰にしようかな」「俺、俺」「俺だろ。ボッコボッコにしてやんよ」「いやいや先輩達にお手を汚すわけにはいかないので私を」

「マーマンあなた戦いなさい」

「何でだよ」

「ギルドランクが一番高く、一番強いからよ。茶色でもうすぐ、黒でしょ」

「分かったけど、俺が倒しても緑なんだから当たり前じゃ無い?」

「そこはあなたと観客が判断しなさいよ」

「そこの少年(惰麤令)もし、俺が勝ったらその剣くれないか?」

「あーあんまり気が進みませんね。でも剣と交換ならいいですよ」

「君が勝ったら潔白を証明、代償として受付嬢のハーマイが奴隷になる。

僕が認めたら潔白を証明。

僕が圧勝をしたらその剣と銀貨30枚相当の剣を交換するそれでどう?」

「いいわよ」

あの男性が圧勝と認めるかまあまあだったってどうやって決めるんだろう

まあ勝てばいっか

「まあいいですよ」

「じゃあ移動しよう」



一時間後

コロシアム

「今回の司会はウナとゲストのギルマスと市長だぁぁぁ」

無駄に偉い人でんのかよ。暇か?仕事しろ。

「よろしくお願いします」

「よろしく」

「今回の発端は?」

「ここ10年使われなかったら受付の特権が使われました」

へーそうなんだ

「なるほど」

「今回の選手はマーマンvs.惰麤令です」

「惰麤令?誰それ」

韻なのかダジャレなのかわからんがやめろ

「ここで選手の入場だ」

さっきの拾ってやれよwざまあ

「マーマンだぁ」(きゃーかっこいいー)

すごいなこの迫力

「観客の声援がすごいですね」

「次は惰麤令です」(ぶぅぅぅぅぅ)

だろうな

「………ということでねやって行きたいと思います」

困んなコメント困んな

「ここで条件を出していきましょう」

「マーマン圧勝で惰麤令の剣を貰う

マーマン勝利だが緑くらいの強さがあれば潔白として何もなし

惰麤令勝利で受付嬢のハーマイが奴隷になる。うらやましいですね」

「では試合を始めましょう」

「3・2・1・0」

何で来るんだ?

まさかの魔法だと。

火が火が近づいて来る

『スキル』*残像*

余裕余裕って第二弾!普通だったらアレで死んでたぞ

土を弾丸のように飛ばすのか。面白いな

『スキル』*残像*

また来るのかよ次は津波ぽい。サーフィンが出来そう

仲良くなったら頼もうかな?

『スキル』*残像*

「緑だったらこれくらいで死にかけぐらいかな」

いや、緑かどうかの審査やろ?死にかけにしてどうする。更に実力があるかだろ?

頭どうなってんの?

「あっ、そうなんですね」

「無傷!」

残像使っても土埃はつくんだよな

「いえいえ、服が少し」

「何をしたんだ」

「試合まだ続いてますよ?」

「くそ。死んでもしれないぞ」

いや、死にかけにしようとしてるじゃん

今度はなんだ?

いばらが迫って来る。二本も。と思ったら地面にも生え始めてるじゃん。

(きゃー、マーマン様ー、きたー)

どうやら十八番らしい

避けなかったらどうなるのか上着を置いとこう

ワクワク楽しみ理科の実験みたい

『スキル』*残像*

わおぅ

『スキル』*残像*

きゃい

『スキル』*残像*

『スキル』*残像*

これって多様していいの?

『スキル』*残像*

ん?蕾?

『スキル』*残像*

花が咲いた

光を集めている

「これは防げまい。銀の盾も、スライムも、オークも一瞬で塵と化したんだ」

死んでも知らないとか言うレベルじゃないじゃん。

上着はあー、ボロボロ布単位しかない

『スキル』*残像*で耐えれるかな?無理そう

って言うか花を摘み取ればいいんじゃない?茎細いし

サクッと切れた。

「な、なんだと」

茨の方が強かった説がある

「じゃあ終わらせていただきますね」

テクテクと歩き、殴る予定だったが、殴る直前に気絶していて後ろに倒れたので殴れなかった。

また、脳震盪起こされてもても困るので後ろを支えて、お姫様抱っこをした。

俺が入る予定だったからかとても質素なベットに寝かせた。

観客が(きたこれ)や(私買うわ)などの声が聞こえてきた。

俺が勝ったことを誰も褒めてくれない。

そして何を買うのか?おぞましいものを感じる。

「なんと勝者は惰麤令だ」

「嫌よ嫌断じて認めない」

そんなに負けたのが悔しいか?

「しかし決められたことですよね?」

「でもでもだったこんな男の……」

こんなって。なんかディスられてる

「奴隷になるだなんて」

?奴隷?

奴隷ってあれあの?

何で了承したんだよ

アホか?

要らないなー。奴隷って食費二倍になるし。どうせ戦闘で使えない。いやでもワンチャン性奴隷ありか?

………いやでもなー、なんだか性病持ってそうだし。

でも、童貞を卒業するチャンス。

そう奴隷にすれば…

おら、しゃぶれよ。とか言って急に喉の奥に入れたり、普通出来ないことも出来る。正常位じゃなくてバックだけどね。顔を見ながらやるのはちょっとなぁー。


……冷静に考えろ。細ちん、早漏、童貞、下手、一切喘がないとかなったら俺のプライドはどうなる?

ボロボロじゃねーか。

家政婦は?

………周りから「ヤってないの?」

受付(奴隷)「…ヤってない」

とかなったら、下が不能とかホモなんじゃないかとか変な噂が絶えなくなる

受け取らないのがベストか


「緑って証明出来ましたか?」

「もちろんですとも惰麤令様」

急に丁寧になりやがって

「惰麤令様の奴隷はどうなさいますか?」

「別に要らない。いつも通りの仕事をすれば良い。お互い水に流そう」

と言い手を差し伸べた。

「あんたなんかの手は要らないわよ」

やっぱり奴隷にしてやろうか

「でどのくらいよ。私は」

?どのくらい?

分からないみたいな顔をすると

「買取価格よ。あんたなんかがこの私を無償で手放すとは思えないわ」

えーめんどくせえな

「君が思う自分の値段でいいよ」

俺でも痺れるくらいかっこいいぜ



5年後

俺は最強と化した

弱点だった攻撃力を克服した

最初は攻撃して攻撃した。

その内力も強くなった。どれくらいか?だって?

山がワンパン。

みんなに「もっと威力を下げろ」と国王やギルドマスターから言われたが俺を止められるものはいない


一年後

うるさかった奴らが注意から懇願になった。

国王から何もしなくていいと言われた

一か月は風俗や昼間から酒などで暇を潰したが暇になったので、

全力の一撃を地面に向かって打った。


気づいたら一年経っていた

そうしたら国王が褒めに褒めちぎられ、そこらの女性から毎日言いよられた。

毎日女性をひっかえとっかえ楽しい日々を過ごしていた。


三年が経った

しかし何かがおかしい。

女性は違うはずなのになんとなく似たような顔。

セックスしているのにこれじゃない感。性欲が満たされない

というかお腹が空かない。

睡眠もしない。

みんなに怒られない。

何かがおかしい。

しかもその事を考えると頭が痛くなり、

女性から「踊りましょ」や「私、やりたくなってきちゃった」

友達から「お酒飲もうぜ」や「腕相撲するぞ」

などが来る

おかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしい

こんな世界出て行ってやる

「この世界から出してやる」

「でももうこの世界には帰って来れない。本当にいいのか?」

どこからか聞こえた

「ああ、今すぐ出て行く」

こんな所にいてたまるか」

「本当にいいんだな?」

「ああ、早くしてくれ」

そうすると夢から覚めたような感じがした。

目の前は火山が噴火し、自分の周りだけかなり凹んでいた。




その時全てを思い出した。

地面に向かって打った所為でマグマが移動し山が噴火した。

また地面に向かって打った所為で地震が発生し

農作物が使い物にならなくなり

家が崩壊し人々が死んだ。

僕は体が勝手に反応し残像しまくり生き残ってしまった。

自分以外は皆死んだ。

自分はもがき苦しんだ。

自分の所為で皆が死んだ。

最後に自己防衛本能で自分自身に昔の街の残像を掛けた。

それが真実。


だから自分の寿命が尽きるまで罪を清算しようと思う

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それは残像だ 孤召欄(コメラン) @asokmrn

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