乙女の恋心

一ノ瀬 彩音

第1話 先生はわかってないです!!

季節は今、夏です。


夏は暑くて私は大嫌いです。


大嫌いな私は学校へ行くと少しだけ元気になるのです。


元気になる理由は学校へ行けば大好きで愛している先生と会えるからです。


大好きで愛している先生のお姿を発見すると私は近づいて声をかけるのでした。


「七瀬先生、こんにちわ」


七瀬先生は私の声に反応して声をかけてくれるのです。


「こんにちわ、朽木さん」


そこで私は七瀬先生に抱きつくのです。


「おやめなさいっ、誰かに見られたらまずいでしょ」


「こうしていたいの」


「もうっ、しょうがない子ね」


先生は呆れていますけど、私は七瀬先生の事を愛しているのです。


七瀬先生は私より身長が高いので私は背伸びをして、七瀬先生の

唇にキスするのです。


「こらっ、校内でこういう事はおやめなさいっ」


「てへへっ、いいじゃない、七瀬先生」


「いけませんっ」


「は~い」


七瀬先生は私の頭を撫でてくれるのですけど、それでも私は七瀬先生の事が

大好きなので憎めないのです。


私は七瀬先生から離れるとこう言います。


「七瀬先生、後でね」


「はい、授業頑張ってね」


「は~い」


私は自分のクラスに行くと、少しして午前の授業開始するチャイムが鳴って

授業が始まるのです。


数時間後、午前の授業が終わるとお昼休みで昼食のお時間です。


私はお弁当も何も持ってきていません。


なぜなら、七瀬先生の所へ行けば、昼食が食べれるからです。


私は七瀬先生の所へ行くのでした。


七瀬先生の所へ行くと私は衝撃の出来事を目撃します。


七瀬先生は他の女生徒とキスしているのでした。


しかも私より嬉しそうな感じでキスしているのです。


実は私と七瀬先生は数か月前、将来は一緒になりましょって事で

婚約していたのです。


婚約していたのに、七瀬先生は私の事を裏切る行為です。


そこで私は七瀬先生に問い詰める事にします。


七瀬先生が近くにいるので私は声をかけるのです。


「七瀬先生、どういう事ですかっ!?」


「いきなりどうしたの、朽木さん」


「私見たんですっ、七瀬先生が他の女生徒とキスしている所」


「見られていたのね」


「はい」


「私っていう婚約者がいるのにどういう事!?」


「知りませんよ、そんな事は」


「私を見捨てるのですか!?」


「はい、見捨てます」


「そんなっ」


私はショックで項垂れていると何も言えません。


私は七瀬先生に尽くしてきたのに、それを壊されるなんて

時間を返して欲しいです。


七瀬先生だけを見てきて一途な私の気持ちを返して欲しいです。


そこで私はある事を言います。


「七瀬先生、婚約破棄しますっ!!」


「どうぞ、ご自由に」


「はい」


「婚約破棄したからねっ!?」


「はい」


私は七瀬先生に婚約破棄し、別れるを告げると二度と校内では

会う事もありませんでした。


その後、私はごく普通の高校生活を送るのですけど、

恋愛する気力もございません。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

乙女の恋心 一ノ瀬 彩音 @takutaku2019

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ