第8章 ヴァ軍の反撃

第8章 主な登場人物

【組織図】帝国東征軍(略図)

https://kakuyomu.jp/users/FuminoriAkiyama/news/16816927862185728682

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第8章 主な登場人物


※階級・年齢は帝国暦383年当初のもの。

※第7章までのネタバレが含まれているので、お気をつけください。


==〖帝国〗 ===========


【アトロン連隊】

◆エリウ=アトロン

帝国陸軍大佐。右翼第3連隊指揮官。

帝国東征軍総司令官ズフタフ=アトロンの一人娘。

通称「レディ・アトロン」。

自らの連隊に迎えたセラ=レイスを信頼している。

旗印は父と同じ「コガネムシ」だが、レディ・アトロン直属部隊は特別に「黒コガネ」を用意。

鍛錬によってつちかったたくましくしなやかな体躯に、紅茶(レモンティー?)色の髪、分厚い唇、整った眉を持つ30歳。

裏表なく清々しい武人。己の立身出世しか考えない貴族将校たちと距離をとる。

負傷した者たちを見捨てない。


 ※アトロン家の旗印を、「二頭牡鹿」⇒「コガネムシ」に変更します。



◆セラ=レイス 

帝国陸軍少佐。

帝国東征軍の右翼第3連隊(アトロン連隊)の参謀・砲術指南役・斥候統括役。

紅毛にあおい眼、長身が特徴の26歳。

帝国屈指の作戦立案家。

ヴィムル河流域会戦に端を発する「懲罰人事」により、配下もろとも右翼第3連隊(アトロン連隊)へ左遷された。

旗印は「大砲に金貨を添えて」。


◆キイルタ=トラフ

レイス家に代々仕えてきたトラフ家の息女。

帝国陸軍中尉。

レイスの腹心。レイス隊女性副長。

灰色の瞳、蒼みがかった黒髪が美しい24歳。

デスクワークから射撃まで一流の腕を持つ。

上官の耳たぶを引っ張る腕前も隊内一。


◆アシイン=ゴウラ

帝国陸軍少尉。

レイス隊の先任少尉。

巨漢、厚い胸板、太い腕、黒い短髪(五分刈り)。

快活な性格ながら、暑苦しい(作中ではただでさえ炎暑だというに)。


◆アレン=カムハル

帝国陸軍少尉。

レイス隊の将校。

猫背で几帳面。

喜怒哀楽に欠け、左目にかかった前髪はやや神経質そうな印象を与える(前髪、暑くない?)。

それでも隊内一の常識人。


◆ニアム=レクレナ

帝国陸軍少尉。

レイス隊の新米将校。

蜂蜜色のボブヘアが躍動的。

天然と積極性のハイブリッドな乙女。

めげずにヴァナヘイム語を勉強中。


◆ブライアン=フェドラー

エリウ=アトロン麾下の中年中佐。

レディ・アトロンの傅役もりやく



【帝国東征軍 総司令部幕僚】

◆ズフタフ=アトロン

帝国陸軍大将。

帝国東征軍総司令官を務める。

白髪白髭、朴訥ぼくとつとした69歳の老将。

ふさふさとした口髭、もそもそとした喋り方。

野暮ったさが抜けず、付いたあだ名は「農夫」。

エリウ=アトロンは実娘じつじょう


◆リア=ルーカー

ブリクリウ子飼いの帝国陸軍中将。62歳。

ヴィムル河流域会戦後、調査団の一員として、ブリクリウに従い東征軍入り。

同会戦に端を発する「懲罰人事」により、中将に昇格のうえ副将の地位に就く。

片眼鏡チェーン、左胸に踊る太いモールほかブリクリウ派閥一の装飾過多な将校。

レイスのなかでは「キンピカ少将」。


◆コナン=モアナ

ブリクリウ子飼いの帝国陸軍准将。禿げ頭の51歳。

ヴィムル河流域会戦後、調査団の一員として、ブリクリウに従い東征軍入り。

同会戦に端を発する「懲罰人事」により、准将に昇格のうえ参謀長の地位に就く。

レイスのなかでは「禿頭大佐」。


◆アラン=ニームド

帝国陸軍中佐。

元マグノマン准将の補佐官。ヴィムル河流域会戦にて同准将がA村落で爆死した際、彼も重傷を負うが、「包帯少佐」として生還。

同会戦に端を発する「懲罰人事」により、中佐に昇格のうえ先任参謀の地位に就く。

レイスのなかでは「包帯少佐」と同一人物との認識はない(キョーミがない)。


◆フォウォレ=バロル

帝国陸軍大尉。

ブリクリウ派閥の真面目な眼鏡。29歳。

ヴィムル河流域会戦後、調査団の一員として、ブリクリウに従い東征軍入り。

同会戦に端を発する「懲罰人事」により……あれ、昇進なし……参謀役に就任。

レイスのなかでは「眼鏡大尉」。




【帝国東征軍 右翼】

◆エイグン=ビレー

帝国軍中将。

ヴィムル河流域会戦に端を発する「懲罰人事」により、中将に昇格。

同じく中将に昇格したブレゴン派閥と対立する。

四将軍の1人で無類の馬好きの53歳。

帝国東岸領南部を領す。

帝国東征軍右翼・第1軍団を統べる。

小柄で甲高い声。

最近寂しくなった頭部を軍帽で隠している。あだ名は「禿げ鼠」。



◆ゲイル=ミレド

帝国軍少将。

四将軍の1人で50歳。

出っ歯を光らせ、ビレーに従う。

帝国東征軍右翼・第1師団指揮官。

ビレー家に次ぐ規模で、東岸領南部を領す。



◆アトロン連隊の人物は上記参照。



【帝国東征軍 左翼】

◆リーアム=ブレゴン

帝国四将軍の1人にして最年長、しわがれ声の64歳。

帝国東岸領北部を領す。

ブリクリウ派閥に属す。

ヴィムル河流域会戦に端を発する「懲罰人事」により、中将に昇格。

同じく中将に昇格したビレー派閥と対立する。


◆ユアン=イース

帝国軍少将。

帝国四将軍の1人で最年少47歳。

太鼓腹を揺らし、ブレゴンに従う。

ブレゴン家に次ぐ規模で、東岸領北部を領す。

恰幅かっぷくとは裏腹に性格はケチでセコイ。

懲りずにパツパツの赤いマントを羽織る。



==〖ヴァナヘイム国〗 =======


【ヴァナヘイム国 各省庁】

◆ケント=クヴァシル

ヴァナヘイム国・軍務省次官。

地位は中将。

シケモク愛煙家45歳。

ひょろりとした背格好。

優れた知見や稀有の軍政能力を有するが、己の風采に頓着しない。

ぼさぼさ頭、擦り切れた袖なんのその。

身なりも相手の心情も無頓着なため、どの省庁でも嫌われ者。


◆フォルセティ=グリトニル

 ヴァナヘイム国・法務大臣。


◆ヴァーリ=エクレフ

 ヴァナヘイム国・内務大臣。


◆ウジェーヌ=グリスニル

 ヴァナヘイム国・鉄道大臣。

 高級な葉巻を愛する。

 政治的敵対者をおとしめてきたことから「収容所送り」の異名を持つ。



【ヴァナヘイム国軍】

◆アルベルト=ミーミル

ケント=クヴァシルからの推薦により、総司令官に着任。ヴァナヘイム国軍大将。

2回戦死しなければ成し得ない離れ業で、四階級特進したから、先輩将校たちから妬まれて大変。

ヴァナヘイム一の卓越した用兵指揮能力を持つ35歳。

黒鳶色の髪に中背ながら引き締まった体格。

旗印は「咆哮する狼」。

そろそろ谷底の引きこもり生活をやめようかな。


◆アルヴァ=オーズ

ヴァナヘイム国軍中将。

同国随一の猛将であり、第1師団長を務める。

旗印は「二枚斧」。

全身100の傷は武勲の証。ただし、右目元の古傷は細君に引っかかれた跡。


◆エーミル=ベルマン

ヴァナヘイム国軍中将。

芸術の街グラシル周辺を治めてきた領主であり、第2師団長を務める。

口髭を整えた上品な容姿。

兵学や故事はおろか、音楽・絵画方面にも素養がある。

上記の紹介文にしては、短気な側面も併せ持つ。


◆ スカルド=ローズル

ヴァナヘイム国軍中将。

ミーミル麾下、副司令官を務める。

真面目で穏やかな性格。


◆ヒューキ=シームル

◆ビル=セーグ

ヴァナヘイム軍の異端児少佐。

二十代後半になりながらも、「若気の至り」は衰え知らず。

気に食わない上官と衝突すること数度、その度に降格しながらも、戦場での活躍ですぐに昇格することから、「階段将校」と呼ばれる。

ヴァナヘイム領民たちからも愛されている。



【ムンディル家】

◆ソル=ムンディル

ヴァーラス城主の娘。

くすんだ赤髪、アンバー(琥珀色)が入っている薄い水色の瞳。

13歳ながら、その美しさはヴァーラス領界隈において持てはやされたほど。

ヴァーラス城陥落後レイス隊の保護下に置かれる。

その後、同隊の右翼左遷にともない、イエリン郊外の祖母の下へ身を寄せるようレイスに命じられ、不承不承それに従う。


◆マニィ=ムンディル

ソルの祖母で彼女の最大の理解者。

ムンディル家の女傑じょけつ

イエリン郊外の名家からムンディル家に嫁ぐ。

持ち前の歯に衣着せぬ物言いながらも、孫娘には快活で大らかに接する。

ソルの腹に潜む毒は、マニィからの隔世遺伝(で間違いない)。

イエリン婦人会の会長も務める。



==〖ブレギア国〗 =======


◆フォラ=カーヴァル

盟友ラヴァーダ以下、名将たちに支えられ、草原の国・ヴァナヘイム国主の座につく。

立ちはだかる敵を次々と粉砕し、武断で草原の国をまとめた英雄。

堂々たる体躯で「小覇王」と恐れられたのも今は昔、最近は病床に伏せるばかりの45歳。


◆キアン=ラヴァーダ

長くたおやかな銀髪と淡いすみれ色の瞳を持つ美丈夫。

あだ名は「貴婦人」42歳。

帝室第八皇子・フォラ=カーヴァルの幼馴染

流浪の身となった皇子を支え、戦場に臨むこと50余度、常に勝利をもたらす。

ブレギア建国後は、宰相に就く。

草原と畜産しかなかったヘールタラ(旧ブレギア国名称)の地において、殖産興業に尽力。

大陸最強との呼び声高い銃騎兵「騎翔隊」の生みの親。

政治家として辣腕を振るうだけでなく、常に陣頭に立ち続ける。

※エピソードが多すぎて、とてもここでは書ききれない。


◆ウテカ=ホーンスキン

ヴァナヘイム国主・フォラの義弟(妹が国主の正妻だった)。

165センチと小柄で痩せぎす。丸顔にはあばたが目立つ。

ぎょろりとした脂っこい眼が特徴的。


◆ブラン=ホーンスキン

◆スコローン=ホーンスキン

ウテカの一族。

一族共通の大きな両目を持つ。

ウテカとは異なり、巨躯。





【作者からのお願い】

この先も「航跡」は続いていきます。


第8章は、帝国とヴァナヘイム国、両国がイエロヴェリル平原で激突します。両軍の戦いに期待いただける方、ぜひこちらからフォロー🔖や⭐️評価をお願いいたします

👉👉👉https://kakuyomu.jp/works/1177354054894256758


レイスやミーミルたちの乗った船の推進力となりますので、何卒、よろしくお願い申し上げます🚢

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