第7章 草原の国

第7章 主な登場人物

第7章 主な登場人物


※階級・年齢は帝国暦383年当初のもの。

※第6章までのネタバレが含まれているので、お気をつけください。


==〖帝国〗 ===========


【アトロン連隊】

◆エリウ=アトロン

帝国陸軍大佐。右翼第3連隊指揮官。

帝国東征軍総司令官ズフタフ=アトロンの一人娘。

通称「レディ・アトロン」。

自らの連隊に迎えたセラ=レイスを信頼している。

旗印は父と同じ「コガネムシ」だが、レディ・アトロン直属部隊は特別に「黒コガネ」を用意。

鍛錬によってつちかったたくましくしなやかな体躯に、紅茶(レモンティー?)色の髪、分厚い唇、整った眉を持つ30歳。

裏表なく清々しい武人。己の立身出世しか考えない貴族将校たちと距離をとる。

チェスの腕は帝国トップクラス。


 ※アトロン家の旗印を、「二頭牡鹿」⇒「コガネムシ」に変更します。



◆セラ=レイス 

帝国陸軍少佐。

帝国東征軍の右翼第3連隊(アトロン連隊)の参謀・砲術指南役・斥候統括役。

紅毛にあおい眼、長身が特徴の26歳。

帝国屈指の作戦立案家。

ヴィムル河流域会戦に端を発する「懲罰人事」により、左遷される。

配下もろとも異動を命じられた右翼第3連隊(アトロン連隊)では、女王様もとい、レディ・アトロンからいろいろ任されて忙しい。


◆キイルタ=トラフ

レイス家に代々仕えてきたトラフ家の息女。

帝国陸軍中尉。

レイスの腹心。レイス隊女性副長。

灰色の瞳、蒼みがかった黒髪が美しい24歳。

デスクワークから射撃まで一流の腕を持つ。

蜂蜜色や淡い赤色のがつくので、上官のから目が離せない。今度は紅茶色ですか。


◆アシイン=ゴウラ

帝国陸軍少尉。

レイス隊の先任少尉。

巨漢、厚い胸板、太い腕、黒い短髪(五分刈り)。

快活な性格ながら、暑苦しい。


◆アレン=カムハル

帝国陸軍少尉。

レイス隊の将校。

猫背で几帳面。

喜怒哀楽に欠け、左目にかかった前髪はやや神経質そうな印象を与える。

測量に優れ、バイオリンが得意だが、最近それら特殊能力の出番がない。


◆ニアム=レクレナ

帝国陸軍少尉。

レイス隊の新米将校。

蜂蜜色のボブヘアが躍動的。

天然と積極性のハイブリッドな乙女。

積極性は、隙あらば上官の貞操を狙うまでに?



【帝国東征軍 総司令部幕僚】

◆ズフタフ=アトロン

帝国陸軍大将。

帝国東征軍総司令官を務める。

白髪白髭、朴訥とした69歳の老将。

ふさふさとした口髭、もそもそとした喋り方。

野暮ったさが抜けず、付いたあだ名は「農夫」。

エリウ=アトロンは実娘じつじょう



【帝国東征軍】

◆エイグン=ビレー

帝国軍中将。

ヴィムル河流域会戦に端を発する「懲罰人事」により、中将に昇格。

同じく中将に昇格したブレゴン派閥と対立する。

四将軍の1人で無類の馬好きの53歳。

帝国東岸領南部を領す。

帝国東征軍右翼・第1軍団を統べる。

小柄で甲高い声。

最近寂しくなった頭部を軍帽で隠している。あだ名は「禿げ鼠」。


◆ゲイル=ミレド

帝国軍少将。

四将軍の1人で50歳。

出っ歯を光らせ、ビレーに従う。

帝国東征軍右翼・第1師団指揮官。

ビレー家に次ぐ規模で、東岸南部を領す。



==〖ヴァナヘイム国〗 =======


◆ケント=クヴァシル

ヴァナヘイム国 軍務省次官。

地位は中将。

シケモク愛煙家45歳。

ひょろりとした背格好。

優れた知見や稀有の軍政能力を有するが、己の風采に頓着しない。

ぼさぼさ頭に擦り切れた袖もなんのその。

アルベルト=ミーミルを総司令官職に推薦したおかげで、使に行く羽目に。


◆アルベルト=ミーミル

ヴァナヘイム一の卓越した用兵指揮能力を持つ35歳。

黒鳶色の髪に中背ながら引き締まった体格。

旗印は「咆哮する狼」。

ケント=クヴァシルからの推薦により、総司令官に着任。地位はヴァナヘイム国軍大将。

2回戦死しなければ成し得ない離れ業で、4階級特進して以来、先輩将校たちから妬まれて大変。

敬愛する軍務次官殿、3つのお願いをよろしくね。



==〖ブレギア国〗 =======


◆フォラ=カーヴァル

盟友・ラヴァーダ以下、名将たちに支えられ、草原の国ヴァナヘイム国主の座につく。

立ちはだかる敵を次々と粉砕し、武断で草原の国をまとめた英雄。

堂々たる体躯で「小覇王」と恐れられたのも今は昔、最近は病床に伏せるばかりの45歳。


◆キアン=ラヴァーダ

長くたおやかな銀髪と淡いすみれ色の瞳を持つ美丈夫。

あだ名は「貴婦人」42歳。

帝室第八皇子フォラ=カーヴァルの幼馴染

流浪の身となった皇子を支え、戦場に臨むこと50余度、常に勝利をもたらす。

ブレギア建国後は、宰相に就く。

草原と畜産しかなかったヘールタラ(旧ブレギア国名称)の地において、殖産興業に尽力。

大陸最強との呼び声高い銃騎兵「騎翔隊」の生みの親。

政治家として辣腕を振るうだけでなく、常に陣頭に立ち続ける。


◆ウテカ=ホーンスキン

ヴァナヘイム国主・フォラの義弟(妹が国主の正妻だった)。

162センチと小柄で痩せぎす。丸顔にはあばたが目立つ。

ぎょろりとした脂っこい眼が特徴的。


◆ブラン=ホーンスキン

◆スコローン=ホーンスキン

ウテカの一族。

一族共通の大きな両目を持つ。

ウテカとは異なり、巨躯。




【作者からのお願い】

この先も「航跡」は続いていきます。


第7章では、帝国とヴァナヘイム国、フェイズが行き来します。


そこへ草原の国・ブレギアがどのように絡んで来るのか気になる方、ぜひこちらからフォロー🔖や⭐️評価をお願いいたします

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レイスたちの乗った船の推進力となりますので、何卒、よろしくお願い申し上げます🚢

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