第7章 草原の国
第7章 主な登場人物
第7章 主な登場人物
※階級・年齢は帝国暦383年当初のもの。
※第6章までのネタバレが含まれているので、お気をつけください。
==〖帝国〗 ===========
【アトロン連隊】
◆エリウ=アトロン
帝国陸軍大佐。右翼第3連隊指揮官。
帝国東征軍総司令官ズフタフ=アトロンの一人娘。
通称「レディ・アトロン」。
自らの連隊に迎えたセラ=レイスを信頼している。
旗印は父と同じ「コガネムシ」だが、レディ・アトロン直属部隊は特別に「黒コガネ」を用意。
鍛錬によって
裏表なく清々しい武人。己の立身出世しか考えない貴族将校たちと距離をとる。
チェスの腕は帝国トップクラス。
※アトロン家の旗印を、「二頭牡鹿」⇒「コガネムシ」に変更します。
◆セラ=レイス
帝国陸軍少佐。
帝国東征軍の右翼第3連隊(アトロン連隊)の参謀・砲術指南役・斥候統括役。
紅毛に
帝国屈指の作戦立案家。
ヴィムル河流域会戦に端を発する「懲罰人事」により、左遷される。
配下もろとも異動を命じられた右翼第3連隊(アトロン連隊)では、女王様もとい、レディ・アトロンからいろいろ任されて忙しい。
◆キイルタ=トラフ
レイス家に代々仕えてきたトラフ家の息女。
帝国陸軍中尉。
レイスの腹心。レイス隊女性副長。
灰色の瞳、蒼みがかった黒髪が美しい24歳。
デスクワークから射撃まで一流の腕を持つ。
蜂蜜色や淡い赤色の虫がつくので、上官の護衛から目が離せない。今度は紅茶色ですか。
◆アシイン=ゴウラ
帝国陸軍少尉。
レイス隊の先任少尉。
巨漢、厚い胸板、太い腕、黒い短髪(五分刈り)。
快活な性格ながら、暑苦しい。
◆アレン=カムハル
帝国陸軍少尉。
レイス隊の将校。
猫背で几帳面。
喜怒哀楽に欠け、左目にかかった前髪はやや神経質そうな印象を与える。
測量に優れ、バイオリンが得意だが、最近それら特殊能力の出番がない。
◆ニアム=レクレナ
帝国陸軍少尉。
レイス隊の新米将校。
蜂蜜色のボブヘアが躍動的。
天然と積極性のハイブリッドな乙女。
積極性は、隙あらば上官の貞操を狙うまでに?
【帝国東征軍 総司令部幕僚】
◆ズフタフ=アトロン
帝国陸軍大将。
帝国東征軍総司令官を務める。
白髪白髭、朴訥とした69歳の老将。
ふさふさとした口髭、もそもそとした喋り方。
野暮ったさが抜けず、付いたあだ名は「農夫」。
エリウ=アトロンは
【帝国東征軍】
◆エイグン=ビレー
帝国軍中将。
ヴィムル河流域会戦に端を発する「懲罰人事」により、中将に昇格。
同じく中将に昇格したブレゴン派閥と対立する。
四将軍の1人で無類の馬好きの53歳。
帝国東岸領南部を領す。
帝国東征軍右翼・第1軍団を統べる。
小柄で甲高い声。
最近寂しくなった頭部を軍帽で隠している。あだ名は「禿げ鼠」。
◆ゲイル=ミレド
帝国軍少将。
四将軍の1人で50歳。
出っ歯を光らせ、ビレーに従う。
帝国東征軍右翼・第1師団指揮官。
ビレー家に次ぐ規模で、東岸南部を領す。
==〖ヴァナヘイム国〗 =======
◆ケント=クヴァシル
ヴァナヘイム国 軍務省次官。
地位は中将。
シケモク愛煙家45歳。
ひょろりとした背格好。
優れた知見や稀有の軍政能力を有するが、己の風采に頓着しない。
ぼさぼさ頭に擦り切れた袖もなんのその。
アルベルト=ミーミルを総司令官職に推薦したおかげで、お使いに行く羽目に。
◆アルベルト=ミーミル
ヴァナヘイム一の卓越した用兵指揮能力を持つ35歳。
黒鳶色の髪に中背ながら引き締まった体格。
旗印は「咆哮する狼」。
ケント=クヴァシルからの推薦により、総司令官に着任。地位はヴァナヘイム国軍大将。
2回戦死しなければ成し得ない離れ業で、4階級特進して以来、先輩将校たちから妬まれて大変。
敬愛する軍務次官殿、3つのお願いをよろしくね。
==〖ブレギア国〗 =======
◆フォラ=カーヴァル
盟友・ラヴァーダ以下、名将たちに支えられ、草原の国ヴァナヘイム国主の座につく。
立ちはだかる敵を次々と粉砕し、武断で草原の国をまとめた英雄。
堂々たる体躯で「小覇王」と恐れられたのも今は昔、最近は病床に伏せるばかりの45歳。
◆キアン=ラヴァーダ
長くたおやかな銀髪と淡いすみれ色の瞳を持つ美丈夫。
あだ名は「貴婦人」42歳。
帝室第八皇子フォラ=カーヴァルの幼馴染
流浪の身となった皇子を支え、戦場に臨むこと50余度、常に勝利をもたらす。
ブレギア建国後は、宰相に就く。
草原と畜産しかなかったヘールタラ(旧ブレギア国名称)の地において、殖産興業に尽力。
大陸最強との呼び声高い銃騎兵「騎翔隊」の生みの親。
政治家として辣腕を振るうだけでなく、常に陣頭に立ち続ける。
◆ウテカ=ホーンスキン
ヴァナヘイム国主・フォラの義弟(妹が国主の正妻だった)。
162センチと小柄で痩せぎす。丸顔にはあばたが目立つ。
ぎょろりとした脂っこい眼が特徴的。
◆ブラン=ホーンスキン
◆スコローン=ホーンスキン
ウテカの一族。
一族共通の大きな両目を持つ。
ウテカとは異なり、巨躯。
【作者からのお願い】
この先も「航跡」は続いていきます。
第7章では、帝国とヴァナヘイム国、フェイズが行き来します。
そこへ草原の国・ブレギアがどのように絡んで来るのか気になる方、ぜひこちらからフォロー🔖や⭐️評価をお願いいたします
👉👉👉https://kakuyomu.jp/works/1177354054894256758
レイスたちの乗った船の推進力となりますので、何卒、よろしくお願い申し上げます🚢
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