航跡🚢 ―騎馬いななき火砲うなる戦場に名将たちの駆引き…転生？しません。魔法？甘えんな―

第５章 はずれ者

第５章 主な登場人物

第５章　主な登場人物

※第５章は、５－１冒頭こそ帝国暦３８３年ですが、その後、３８０～３８１年頃を進んでいきます。

※階級・年齢は帝国暦３８３年当初のもの（３８０～３８１年頃から階級・地位が変わっていない者もいます）。

※第４章までのネタバレが含まれているので、お気をつけください。

＝＝〖ヴァナヘイム国〗 ＝＝＝＝＝＝＝

【ムンディル家】

◆ソル＝ムンディル

ヴァーラス城主の娘。

くすんだ赤髪、琥珀色（アンバー）が入っている薄い水色の瞳。

１３歳ながら、その美しさがヴァーラス領界隈において持て囃（はや）されている。

ヴァーラス城陥落後、レイス隊の保護下に置かれる。

愛くるしい見た目からは想像もつかないほどの毒を吐く。

ヴィムル河流域会戦以来、レイスのことが気になるようだ。

◆ファーリ＝ムンディル

ソルの実父。

代々ヴァーラスを領するムンディル家当主。

ヴァナヘイム国軍では中将。

文務省・教育局長として、国政審議会にも列する。

閉鎖的かつ古臭い家訓を重んじる。

◆マニィ＝ムンディル

ソルの祖母で彼女の最大の理解者。

ムンディル家の女傑。

イエリン郊外の名家からムンディル家に嫁ぐ。

持ち前の歯に衣着せぬ物言いには、息子のファーリも言い返せない。

孫娘には快活で大らかに接する。

ソルの腹に潜む毒は、マニィからの隔世遺伝。

【ヴァナヘイム国 宮殿】

◆アス＝ヴァナヘイム＝ヘーニル

ヴァナヘイム国国王。

痩せ型でいつも顔色が悪い。

政戦とも冴えないが、庭園造りが趣味。

【ヴァナヘイム国 避戦三兄弟】

◆ケント＝クヴァシル

ヴァナヘイム国 軍務省次官。

地位は中将。

シケモク愛煙家４５歳。

ひょろりとした背格好。

優れた知見や稀有の軍政能力を有するが、己の風采に頓着（とんちゃく）しない。

ぼさぼさ頭、擦り切れた袖（そで）もなんのその。

敬愛する農務大臣を「フロージ爺様」と呼ぶ。

◆ユングヴィ＝フロージ　

ヴァナヘイム国農務大臣。

短身豪放ながら胡麻塩（ごましお）頭の中身は良心的で開明的。

軍務省次官の才智を誰よりも認めている。６８歳。

◆エーギル＝フォルニヨート

外務省・対外政策課長。

ヴァーラス領・ムンディル家臣下。

軍務省次官クヴァシル、農務大臣フロージとともに、帝国との開戦回避に尽力する

【ヴァナヘイム国軍】

◆アルヴァ＝オーズ

ヴァナヘイム国軍中将。

同国随一の猛将であり、第１師団長を務める。

旗印は「二枚斧」。

【その他】

◆リング＝ヴェイグジル

ヴァーラス領の代議士。

王都の為政機関「審議会」の一員。

若作りが功を奏した端整なマスクと大衆受けする演説により、地元で根強い人気。

◆リーグ＝ヘイダル

ヴァナヘイム国軍少将。

猛将オーズの甥。

城塞都市エレンの領主。

◆レリル＝ボーデン

王都セントラルステーション近くに、マッシュルーム型の小料理屋「バー・スヴァンプ」を営む女主人（ママ）。

恰幅（かっぷく）の良い愛煙家。

軍務省次官クヴァシルとは古くからの馴染み。

有り合わせの食材であっても、彼女の生み出す料理は絶品。

＝＝〖帝国〗 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

【アトロン連隊】

◆セラ＝レイス

帝国陸軍少佐。

紅毛に翠（あお）い眼、長身が特徴の２６歳。

ヴィムル河流域会戦に端を発する「懲罰人事」により、配下もろとも右翼第３連隊（アトロン連隊）に左遷されることが決まった。

◆キイルタ＝トラフ

レイス家に代々仕えてきたトラフ家の息女。

帝国陸軍中尉。

帝国東征軍の参謀飾緒は返却予定。

レイスの腹心。レイス隊女性副長。

灰色の瞳、蒼みがかった黒髪が美しい２４歳。

◆アシイン＝ゴウラ

帝国陸軍少尉。

帝国東征軍の参謀飾緒は返却予定。

巨漢、厚い胸板、太い腕、黒い短髪（五分刈り）。

快活な性格ながら、暑苦しい。

◆アレン＝カムハル

帝国陸軍少尉。

帝国東征軍の参謀飾緒は返却予定。

猫背で几帳面。

喜怒哀楽に欠け、左目にかかった前髪はやや神経質そうな印象を与える。

測量に優れ、バイオリンが得意だが、器用貧乏の域を出ない。

◆ニアム＝レクレナ

帝国陸軍少尉。

帝国東征軍の参謀飾緒は返却予定（重たかったからあまり気にしてない）。

蜂蜜色のボブヘアが躍動的。

天然と積極性のハイブリッドな乙女。

【作者からのお願い】

この先も「航跡」は続いていきます。

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