第6話 変体の死角
「素晴らしい! まさかここまでの力を有するとは!」
「その声は!」
間違いようのない、死神の声だ。
仰げば宙空にベンチが浮かんでおり、そこに逞しい青いツナギを着た男が座っていた。死神は骨ではなくなった。
「まさか消失した本官の本官と乳首で受肉したというのか!」
「ご明察、ハッテン場で一発ヤる余裕もあった」
「なんてやつだ」
「さて殺らないか?」
「「お前をな!」」
死神はベンチから立ち上がって股間から白いオーラを放つ。
あれはハッテン場によって得た子種だ。イカ臭い!
「本官、一時休戦としよう」
「本官も異存はない、奴を倒すため本官に乗るのだ!」
本官が言うや、本官を作り変えたナノマシンが一斉にざわめき立ち、周囲の色々な物を取り込んで更に巨大化した。
その姿はまさにデッカイイチモツのついたデッカイ本官だった。
本官の胸が開く、そこに乗れという事だ。
私は迷わずそこに入る。
正面のモニターに文字が浮かぶ。
V oin
O ppai
K ai
K an
I kuuu
「これこそ本官の真の姿! 本官
今ここに死神とVOKKI本官の死闘が始まろうとしていた。
VOKKIが世界を救うと信じて!
ご愛読ありがとうございました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます