第4話 ところで全然関係ないんだけどカブトムシ相撲で世界一盛り上がれるのは腐女子の皆さんだと思う
二人は互いの股間を激しく求め合っていた。いやそういう意味ではなく。
「私の勝ちだな」
本官は勝ち誇った笑みで告げる。ブリーフの癖に偉そうだ。
「この戦いはムスコの奪い合いだ。だが本官は脱いだ瞬間、時を巻き戻すことができる。貴様の勝利など永遠に訪れない」
「くっ」
本官のソーセージをグリルにすべく爆弾を撃ち出す。だが、本官が脱ぐほうが速い。奴は戦いをリセットするつもりだ。
「ふはは、こんにち◯こだぁ」
本官の本官が爆発する!
しかし彼の思惑は外れ、ループは起きなかった。焼け焦げた男根がその場に崩れ落ちる。
「バカな」
「同時に爆破させたのさ。俺の乳首をな」
本官は本官を爆発させ、その反動で過去へ遡っていた。つまり二人は、元々同じタイプの能力者だったのだ。
「爆発のエネルギーをぶつけ、相殺させたというわけか」
「ああ。だが俺の乳首とあんたの息子は、どうやらとんでもない置き土産を残してくれたようだぜ」
「む?」
言われて本官はようやくそれに気付き、絶句した。
爆発に巻き込まれた両者は、なんと女の子に変身しちゃってたの☆彡
「☆彡じゃねえよ」
「でも美少女になれて内心嬉しいんじゃないの?」
「正直抱ける」
初めて二人の意見が合った。
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