第二章 東京事変編
第28話 狂った計画
「なに・・?日本に出現したはずの悪魔の反応が消滅しただと・・?」
ディアボロスは自軍の参謀、ゲラルドにそう訊いた。
「はい、ディアボロス様。何者かによって消滅させられたものと思います。」
「そうか・・。少し衛術協会とやらの評価を見誤っていたのかもしれんな。我の足元にも及ばない即席の悪魔とはいえ、こうも簡単にやられるとは思わなんだ。ゲラルド、志向を変える。出撃のタイミングはお前に任せることにしよう。」
「承知しました。それでは、私は人間界に下り、機を見定めて参ります。」
その言葉と同時に、ゲラルドの姿が霞んで消えた。
「・・。
ディアボロスの周りに怒りの業火が立ち込めた。
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