第3話 レストラン🍴マゴッド
有田浩正 冒険者・兄
有田菜々子 妹
上戸有紗 小説家
中村涼香 刑事
木村智充 刑事
松坂清子 教師
脇大貴 食品会社社員
吉岡涼介 ケアマネジャー
川口真美 いじめ軍団A
中島涼真 B
松山勇太 C 新米シェフ
中尾実 D
千葉源二郎 老人ホーム施設長
有田幸四郎 刑事
原田顕 刑事
柏田徹 チェーン工場社員
溝端健治 学習塾社長
安斎要次 プロモーター
葛城圭 主犯
椎名多江 共犯
近未来の房総半島。
少女・有田菜々子は刑事である父・幸四郎と、美しく優しい兄・浩正と共に幸せに暮らしていた。しかし菜々子の誕生日に、突然家へ押し入ってきた黒マントの謎の5人組に浩正を惨殺され、父も両足の自由を奪われてしまう。
何故兄は殺され、菜々子は生き残ったのか?
やがてその悲しみは怒りへと変わり、復讐の鬼と化した菜々子は喪服を身に纏い、仕込み刀を駆使して、兄の死の真相を追い求めながら謎の暗殺集団を次々と血祭りに上げていく。
その中で、謎の集団はある目的のもとに暗躍していた事を知る。
大泥棒の中尾実は、今夜も自らが経営するフレンチ・レストラン『マゴッド』を訪れていた。グルメを気取っているものの味が分からず、この上なく身勝手で誰彼構わず粗暴な振る舞いをするため、新米シェフの松山勇太は中尾を嫌っていたものの、恐れから追い出すことはなかった。
中尾の妻、花江は夫から虐待されており、彼女も夫を恐れていた。やがて花江はレストランの常連である野球選手の中島涼真に惹かれるようになり、2人は松山勇太の計らいもあって、レストランの厨房で逢引するようになる。
しかし、やがて二人の関係は中尾にばれてしまい、悲劇的な結果を迎える。
中島涼真は中尾に傘で目を突かれて失明、失望のあまりにビルから飛び降りて死ぬ。
悲嘆にくれる花江は、松山勇太に助力を請い、中尾にあるおぞましい方法で復讐を遂げるのだった。
浩正を殺した5人組、中島涼真、松山勇太、中尾実、川口真美、葛城圭。
ナカジマリョウマは菜々子の夢の中で病院にいた。リョウマはオーガに殺された。
オーガとは、伝承や神話に登場する人型の怪物の種族である。
北ヨーロッパでは凶暴で残忍な性格であり、人の生肉を食べるとされる。一方で、引っ込み思案で臆病という面もある。知性や賢さといったものはほとんどなく、人間が彼らを倒すことは難しくない。また、自由に動物や物に姿を変えることができると言われている。住処は大きな宮殿や城、または地下である。
絵画などでは豊かな髪の毛とぼうぼうのあごひげをはやした大きな頭とふくらんだ腹と強靭な肉体をもつ大男として描かれている。
スカンジナビア半島の国々ではオーガはトロールと関連付けられている。彼らは山の中に建てられた城の主人であり、莫大な財宝をもっていると考えられている。
元々は人食い怪物のことで明確な名前があったわけではなかったが、オーガという名前がシャルル・ペローの小説『長靴をはいた猫』で初めて与えられた。
オーガは「リョウマの生肉最高」と舌なめずりした。
マツヤマユウタはグリンディローに食い殺された。グリンディローはイギリスの伝承、民話に登場する妖怪の一種。
体色は薄い緑色で、藻が繁茂する湖の底に住んでいる。小さな歯と角が生え、細く長い腕と指を持つ。日本で言うところの河童や、イギリス北部の伝承に登場する妖怪ペグ・パウラーに近い妖怪であり、子供を水の中に引きずり込んで捕食すると言われる。
松山勇太は水死した。『マゴッド』のすぐ近くにある利根川に浮いていた。
中尾の店は食中毒を起こして閉鎖されている。花江が大腸菌を仕掛けたのだ。
「中尾に気づかれたかしら?」
花江はニュースを見てビビった。
カワグチマミはゾンビに食われて殺された。菜々子は悪夢に魘され、スコッチウイスキーを飲んで再び眠った。翌朝、川口真美は自宅で首を吊って死んだ。
椎名多江は何者かによって頭を殴られ意識不明の重体に陥った。
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