転生令嬢、どこかに行く。


今日はポカポカ日和です。


イアとレオとミアと一緒に、王城の中に中庭を散歩しています。


≪今日はいい天気ですね≫


「そうだにぇー」


≪久しぶりにライラと散歩したー≫


≪つい最近散歩したばっかだろうが≫


≪いや、僕にとっては久しぶりの久しぶり≫


≪お前の時間感覚狂い過ぎだろ≫


いつも通りにイアとレオが戯れあっています。本当に仲良しですね二人。


「ふぁあ、にぇむくくにゃってきたぁ」


≪じゃあ、どこか散歩しましょう≫


≪分かったー。で、場所はどこにする?≫


≪じゃあ、で≫


≪≪おー≫≫


? あそこってどこなのでしょうか?


「にぇ、みあー」


≪はい、どうしましたか?≫


「あしょこってどこー?」


≪……≫


の場所を聞いてみると、ミアはなぜか困った顔をしました。


何か、失礼なことを聞いてしまったのでしょうか?


≪秘密です≫


人差し指を口に当て、ニッコリとミアは微笑みを浮かべて言いました。


「にゅうぅ、おしえてくれてもいいにょにー」


ぷくうと頬を膨らませ、ジトーとミアを睨みました。


≪っ! だ、駄目なものは駄目です!≫


≪ライラ、ミア、早く行くよー≫


≪先行くぞ!≫


イアとレオの声が聞こえました。二人がいるとこには、大きな扉がありました。


「にゃーにこれ?」

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