命の価値はプライスレス
どうも、継月です。
皆さん、スナネコという動物をご存じでしょうか?
スナネコというのはエジプトやカタール等の
温暖で空気の乾燥した地域に生息するネコ科の動物で、
アニメけものフレンズ一期の第四話でメインキャラとして登場して以来、その他けもフレ関連のコンテンツでは準レギュラーとして登場する等、けものフレンズによってその名前を知られた動物です。
※現在絶賛リリース中のけものフレンズ3でも恒常枠(尚ぶっ壊れスペックの模様)
そんなスナネコですが近年、
金に目が眩んだ愚かな人間によって野生の
スナネコが絶滅する可能性に直面しようとしています。
そう、日本への輸入です。
このきっかけとなったのは、恐らく2020年の
6月、那須どうぶつ王国にてスナネコの繁殖が成功してニュースでとりあげられた事にあると思われます
ですがこれに関しては該当するブログの記述にもある通り、3頭中2頭は死産、残った1頭も元々の環境と全く違うことや、
母猫が初産だったこともあり、
徐々に弱っていき、結果その命を救う事を
決断した飼育員がやむを得ず預かり、
展示日の同年6月17日、展示可能となる大きさになるまでスタッフが懸命にお世話をしたそうです。
そう、今現在那須どうぶつ王国でスナネコの子猫が見れるのは、その裏側には飼育員さん達の
「何としても生まれてきた命を守る」という 揺るぎない覚悟とそれに対する最大限の懸命な努力があったからこそなんですよ。
そして、この事から一般人がペットとして
飼おうとするかもしれない事を危惧した
那須どうぶつ王国や神戸どうぶつ王国からは
「スナネコは、可愛らしい見た目に反して、
獰猛な動物です。絶対に『ペットとして飼いたい』とは思わないでください」
と、Twitterのアカウントやホームページ等で呼び掛けがされていました。
そもそもスナネコの住む環境と、日本の環境はとてもかけはなれていますし、成体の野生動物は基本的に人に懐くことはありません。
中にはライオンやトラ等を飼ってるご家庭もありますが、ああいった方々はその個体が幼少の頃から現在まで、信頼関係を築いてきたが故の物ですし、
そもそも動物園や水族館等でも、人と時間を
共にすることが多い動物でさえ、ふとした拍子で人を襲う、なんて事例もあるんです。
にも関わらず、浅はか極まりない思考を持つ
人間のせいで、スナネコが捕獲され、本来の
生息地からその環境の何もかもが全く違うこの日本へと輸入されてしまいました。
更にはある日、動物に関するとある番組で
エンタメの一環としてペットショップで販売されていたり、既に一般家庭にてペットとして
飼われしまったスナネコを取り上げたことで
その現実は瞬く間に世間に広まり、
その番組を非難する声やその番組やスナネコの行く末を心配する声がTwitterで上がりました。
ほんと、なんで人間って学ばないんでしょうね。
話は外来種に関連付いた物になりますが、
ラスカルによって起こったアライグマブーム、
ある時話題になったコツメカワウソ、
そしてこれまでも珍しい生き物を飼いたいと
言う、ただ一時の欲を満たす為だけに日本に
連れ込まれ、その飼い主が飼いきれなくなった結果野に放たれ、危険生物や害獣と扱われるようになってしまったアライグマを初めとする
外来種の数々。
これ全部人間が私欲を満たすために起こした
事象とその結果ですからね。
勿論全員が全員そうではないですし、
アメリカ等、日本以外でもサーバルキャットやカラカル、ライオン等が飼われてる様子は見かけますけど、この問題は日本が特に顕著に見られるので、日本にフォーカスを当てています。
僕は、別に生物学を学んでるとかそう言う訳でもなければ動物の飼育もしたこともないし、
けものフレンズというコンテンツを通じて
知り合った様々方の持つ知識や話を、
読んだり聞いただけの僕ですが、
少なくとも僕から言えることはひとつです。
今現在動物を飼っている方、またはこれから
飼おうかと検討している方に伝えます。
飼う飼わないの選択は貴方の自由です、
僕にその意思に対して意見するような権利は
ありません。
ですが、先程のスナネコの子猫の件にもあった通り、生命を預かるというのはそれこそ場合によっては自分の人生全てをその子に捧げる程の覚悟が必要です。
スナネコに限った話ではありませんが
動物を飼っている方、飼い始めた以上は、
その子がその命を全うしきるその時まで、
しっかりとお世話をしてください。
また、飼ってみたいと思っても、
「最後まで面倒見きれないかも」とか
「面倒見きれるかどうか不安」と思う方は、
そこで一度踏み留まってください。
そして、これから日本でスナネコや外来種を
飼おうか検討している方、絶対に飼おうとしないでください。
誤解を招かないようもうちょっと詳しく話すと、
「流行に乗る為だとか、一時の感情だけで動物を飼おうとする事だけは絶対にしないでください」
ということです。
動物は、自身を世間に注目させたり、良く見せる為の道具などではありません。
私達と同じひとつの命です。
まぁ、極論言っちゃうとスナネコとか
一時のブームで入ってきてしまった動物は
買わないのが一番ベストなんですけどねり
彼らはそういった動物を売って生計を立ててるので、購入しないことで需要に対して供給が
溢れ、収益が無いのにそこにエサ代や物件の 支払い等で嵩ばる一方となりついには赤字で
潰れるんですよ。
ましてこのコロナ禍なのでその様子はかなり
目に見えて現れると思われます。
結局需要が発生するからそういう事する連中が出てくるので、今後こういった事が起こっても買わないというのが同じ悲劇を繰り返さない為の、また野生動物を守る為の今現在の明確な
解答札なのではないかと思います。
それではご閲覧ありがとうございました、
また次のエピソードでお会いしましょう。
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