第8話オリビア視点

 レオの屋敷も皆殺しにしたのは同じです。

 家臣たちはゾンビとして利用するために、心臓を一撃で貫きました。

 ですがレオを楽には死なせません。

 時間をかけて苦痛に苛まれる殺し方をしたかったのです。

 そこで酸を利用しました。


 一度屈強な兵でレオの膝を粉砕して逃げれないようにして、次にレオの子供の遺体に乗り移りました。

 実の子供に殺される生き地獄を味合わせたかったのです。

 同時に、兵士として役に立たない子供の遺体なら、酸で損傷してもいいと考えたのです。


 レオは泣き喚きました。

 自分の子供の遺体を、棒で殴りつけました。

 そうなるように、わざと棒を近くに置いていたのです。

 私の基準では生き地獄です。

 実の子供に酸で身体を焼かれる父親。

 生き残るために実の子供の遺体を棒で殴る父親。

 ですがレオのような腐れ外道なら、何の心の痛みも感じないのかもしれません。

 死後の私のように。


 身体中が酸で焼けただれ、膝を粉砕されて逃げられないレオを、庭に放り出して、虫に体中を噛まれ喰われる状態にしました。

 カラスなどの野鳥に啄まれるようにしました。

 生きたまま眼玉をつつかれ、内臓を啄まれればいいのです。

 そして最後に元夫、オリバーの所、ラスドネル伯爵家に行きました。


 ラスドネル伯爵家では皆殺しにはしませんでした。

 短い期間でしたが、私も暮らしていたのです。

 情をかけたい相手もいます。

 そんな者は見逃してあげました。

 ですがオリバーは、徹底的に痛めつけてやりました。


 オリバーも膝を砕いて逃げられないようにして、同衾していた売春婦を先に殺して、彼女に痛めつけさせました。

 酸がなくなっていたので、赤くなるまで熱した鉄で身体中を焼いてやりました。

 激痛でのたうち回るオリバーに、私がオリビアだと教え、泣き叫び謝るのを無視して、片目を焼き潰し、削いだオリバー自身の鼻や耳を喰わせました。

 道具を使って身体中の穴を犯しました。

 私が憑依した男の逸物を使って犯しました。

 全ての穴に酷い裂傷を負わせた状態で、虫や野鳥に喰い殺されるるように、レオ同様庭に放置しました。


 私は夜が明ける前にジョージの屋敷に戻り、ジョージ、ジャック、ハリー、フレディも、片目を潰し、自分の耳鼻指を食べさせました。

 身体中に焼きゴテを押し当てて、火傷を負わせました。

 穴という穴に裂傷を負わせ、庭に放置しました。

 

 夜が明けて、昼になる頃になって、ようやく王都警備隊がやってきました。

 オリバーやジョージたちを、最高の魔法で癒しています。

 これでいいのです。

 これこそ私の望みです。

 助かったと思ったのに、また私襲われ半殺しにされる。

 死ぬ事のできない永劫の生き地獄の落としてやります。


 

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