第4話 猪を追う勇者

試行錯誤して数日すごし。


#########################


名前:多村たむら火鷹ほだか

レベル:7

 STR:F

 VIT:F

 DEX:F

 AGI:F

 MAG:F

 MEN:F

AS:

 [ 火属性魔法 Lv.4 ]

 [ 鑑定 Lv.3 ]

 [ Empty ]

PS:

 [ Empty ]

 [ Empty ]

 [ Empty ]

装備:

 なし

SP:4

称号:

 いっぱい


#########################


あまり変わっていない。

自信は少しだけついた。


少し遠くまで探索。

マッドボア、いけるか……?


「焼き尽くせ、紅蓮の炎……ファイア!」


ゴウッ


一撃じゃ……死なない。


「ファイア、ファイア!」


通常詠唱→短縮詠唱→無詠唱。

威力がそれぞれ、半分、1/4といったところか。

魔法の名前すら言わなければ、1/8くらいまで激減する。


「地獄の王スルトよ、御身の剣、我が右手に。地獄の侯爵イフリートよ、そなたの鎚、我が左手に」


詠唱は、気持ちがこもっていれば良いらしい。

その場で思いついたのを、適当に口にする。


「ファイア!」


通常詠唱より長く詠唱すれば、それだけ威力が上がる。


ゴウッ!


マッドボアを焼き尽くした。


ちなみに、詠唱を長くして威力を上げたり、短縮詠唱をしたりすると、燃費は悪くなる。

かなり……きつい。

MPを使えば使う程、最大MPや回復速度は増えるみたいだけど。


……ほら、初めての敵を倒したよ?


<称号『猪を追う勇者』を獲得しました[1]>


最近、何かやった後に催促すると、スキルポイントを貰える事に気付いた。

……案外、うっかりしているんじゃ無いだろうか?


<称号『失礼ですね』を獲得しました[1]>


だって、崖を登った時も何も貰えなかったし。


<称号『石垣を上った時にあげたでしょう』を獲得しました[1]>


石垣と、崖は別物じゃないかな?


<称号『一緒です』を獲得しました[1]>

<称号『甘えないで下さい』を獲得しました[1]>


意外と厳しいらしい。


<称号『当然です』を獲得しました[1]>


この先……どんどん、何かを達成する、というのは難しくなる。

そうなると、スキル取得は先細り……大事に使わなければ。


<称号『そ』を獲得しました[1]>

<称号『う』を獲得しました[1]>

<称号『で』を獲得しました[1]>

<称号『す』を獲得しました[1]>

<称号『よ』を獲得しました[1]>


……いや、色々試してた時より、なんか雑談みたいな感じですげー貰えてるの、凄く納得いかないんだけど。


<称号『lololololololol』を獲得しました[50]>


ああっ。

50ptとか、今までの苦労が何って感じにっ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る