第3話 初魔法

川辺、近くに身を隠せそうな洞窟。


ごくごく


生水は心配だが、川の水で喉を潤す。


さて……魚をとっても、流石に生は。

火を起こせそうな物も無いし。


「ステータス」


#########################


名前:多村たむら火鷹ほだか

レベル:1

 STR:F

 VIT:F

 DEX:F

 AGI:F

 MAG:F

 MEN:F

AS:

 [ Empty ]

 [ Empty ]

 [ Empty ]

PS:

 [ Empty ]

 [ Empty ]

 [ Empty ]

装備:

 なし

SP:10 [USE]

称号:

 いっぱい


#########################


?!


称号がやる気ないのはおいておいて、SPが増えている?

USE?


押すと、


火属性魔法 10pt

剣修練 10pt

鑑定

……


様々なスキルが並ぶ。


魚を焼くには、火だろう。

火属性魔法を習得する。


<称号『習得したスキルは装備しないと意味が無いぜ』を獲得しました[1]>


Emptyをタップ。

ASの方を押すと、リストがポップアップ。

火属性魔法 Lv.1が表示されている。

選択すると、ステータスに表示された。


AS→アクティブスキル

PS→パッシブスキル

SP→スキルポイント


だろうか。

スキル獲得とか、装着では称号無しか。


<称号『初スキル習得』を獲得しました[1]>

<称号『初スキル装備』を獲得しました[1]>


遅れて来た。


目を瞑ると、魔法の使い方が理解できた、気がした。


「猛き者、陽炎よ、我が心のままに焼き払え……ファイアー!」


ゴウッ


そこまで強くは無いが、一応炎が出る。

MPががっつり減り、虚脱感。


MPは、ゆっくりと時間経過で回復するようだ。

さて……


「魚、採るか」


<称号『初魔法』を獲得しました[1]>


遅いよ。


--


さて、枯れ木と、魚をゲット。

魔法で枯れ木に火を点け、調理。


街に行けば鍋とかも手に入るだろうけど。

今は我慢。


ホクホク……美味い。

実に、半日以上ぶりの食事。


スキルポイントは、8……鑑定と、空間収納は欲しい。

アクティブスキルスロット拡張、10ptか。

その次はこれだろうな。


剣修練とかは、自力で習得できないだろうか?

色々試そう……


--


翌日。

MPが溜まったら魔法を使用、スキルが発現しないか色々チャレンジ……


結果。

MPや魔力、力等の基本ステータスは、徐々に伸びるようだ。

また、設定済みのスキルも、成長するらしい。

火属性魔法は、スキルレベルが5になった。


一方、木の枝で剣の練習をしたが、スキルは獲得できず。

あくまで、スキルポイントで取得するしかないらしい。

と言うか、剣が全然上達しない件。


<称号『駆出芸人』を獲得しました[1]>


鑑定はゲット。

毒のあるキノコとか木の実、草等が分かるが。

対象の難易度に応じて、MPを消費するらしい。

スキルレベルアップで、少しマシになった。


魔物は、ファイア頼り。

武器が使えればなあ……

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る