第2話 投げやり

あの後俺は学校もあることもあり家に帰った。

家に帰ると母が朝食の準備をしていた。

「あ、おかえり。ご飯食べてくでしょ?」

「食べるけど風呂入ってからたべる」

急いで風呂に入った

俺の肌にあたる水はとても優しかった。


朝食を食べながら学校に登校。

俺が何人かの男女と話してると翔太が話しかけてきた。

「おい、拓夢。昨日どうした。いつもはあいちゃんとデート以外は、ほとんど来るのに。まさか、拓夢お前、あいちゃんとデートだったんだろ。それならそ」

「もうあいとは別れた。」

「え、」

「なんかもう無理なんだって。なんかもうどうでも良くなったわ。次はさきかと付き合」

ガタン

翔太が俺の胸ぐらを掴んできた

「お前、そんなやつだったのか。そんな簡単に惚れた女どうでもよくなんのかよ。前は、どれだけ束縛酷い相手でもお前は別れる時絶対謝ってたし、しばらく心配までしたりしてたよな。告られても相手をどうやったら傷つけないで済むか考えたりして、そんな優しいお前が俺は誇らしかったし、羨ましかったのに。どうしたんだよ」

「俺はこうしないともうやって行けない。振られたのはしょうがないだからもう忘れたいけど忘れられない。もう、俺はどうすればいいんだよ?」

「。。。」

周りが沈黙した。ほかの友達たちは翔太を止めようとしてたがそいつらをお構い無しに翔太は言った。

「あいちゃんと二人で一回話してこい。」

一限目のチャイムがなった。

その日はあいは学校を休んだ。


どうするか迷い結局あいの家に行くことにした。

放課後まで何を話すか、どうすればいいのかずっと考えていた。

あいはどんな反応するのか、めっちゃ怖い

学校が終わり翔太と一緒にあいの家に向かった。

あいの家は少し遠いのでバス停に向かった。バス停に向かう途中翔太とは一言も会話を交わせなかった。

翔太にはバレなかったが昔の事を思い出して少し泣いた。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る