第5話 対戦相手

 そうして遊…鍛錬をしていた。


 昼は冷凍食品のカレーピラフにとろけるチーズをぱらぱらと敷き、チンをする。


 これだけで美味い。


 化学調味料?美味けりゃいいんだ!


 中には自分が追加でカレー味の鶏肉も入れてあるので旨さは倍増する。


 美味い。


 あっという間に完食してしまい、少し惜しさが腹に残る。


 これぐらいが良いのだろう。


 そして、また銃をいじろうと思い、皿を片付けようとするとー



 


 『貴様らが鍛錬をしだして10年の時が過ぎた。堕落の時を過ごす者も居れば、ちゃんと鍛錬していた者もおるようじゃな』





 天の声。俺はそう名付けた。理由はあるテレビ番組からだ。





 『今回の貴様らには顔合わせではなく、手合わせをしてもらおう』





 手合わせ。


 …手合わせ!?







 再び視界は真っ白になり、飛ばされる。


 目を開けると、10年ぶりの真っ白な空間。


 そして隣には見覚えのある茶髪と、赤毛の…アンじゃなくて、そうだ、アリスだ。


 ふむ、俺としてはアリスとは戦いたくないが…




 『これから、手合わせする相手を伝える




 第一戦!【剣】<セイバー>VS【槍】<ランサー>!!!


 第二戦!【槌】<スレッジ>VS【斧】<ランバージャック>!!!


 第三戦!【魔法】<ウィッチャー>VS【弓】<アーチャー>!!!


 第四戦!【魔術】<ソルシエ>VS【器】<キャリバー>!!!』




 …どうやら俺の相手は【魔術】らしい。

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