第4話 8年後

 俺はあの後から、いくつかの銃をカスタマイズして練習した。


 まず、近距離のvectorとP90。vectorは射撃時の反動を吸収する機構が装備されているので撃ちやすかった。P90は威力強くてベストを的に遊んでたら貫通してた。ヤバイ。


 そして中距離HK416A5。こちらも中々使いやすい。さすがHK社、といったところだろう。


 遠距離にはG28とM110A。


 少しだけ担当が被る2つだが、マークスマンライフルとスナイパーライフルとして使い分ける。まぁ気分だ。


 後は短剣。


 この練習には8年かかった。そのおかげか銃の取扱には慣れた。


 バシバシ当たるのはとても気分が良く、ナイフの取扱はまぁまぁ。


 ちなみに言うとマガジンは中の弾薬が尽きると、一旦外して弾薬が入ったマガジンを想像すれば出てくる。空マガジンは消えるし、勿論薬莢やら弾丸も無くなる。


 あとはナイフだが…


 例えばナイフゲーム、まぁファイブフィンガーフィレ、とも言うのかな?


 あの指の間をトントンするやつ。


 あれを絆創膏の箱を4箱、包帯1巻き、消毒液2瓶を使いきる頃にはできるようにはなっていた。


 【鎧】も試してみたことはあったが、防刃グローブだけだ。


 まぁそれすら貫通したことあるんですけどね。


 これからは【鎧】と合わせて肉体ももう少し作ったほうがいいな。


 幸いステーキ肉も冷凍庫に入ってる。


 栄養は必要だからな。


 …そうだ、後でマシンガンも練習してみるか。PKPでも使ってみよう。いや、ここは暴れ馬のMG42でもいいかな?


 これからの12年間も、俺は楽しみ続けよう。


 こんな生活、そうそう送れないからな。

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