思い切りよく振り切った作品です。だからこそ、中編という長さでまとまっているのでしょう。AIのアイデンティティがゲームが発祥と言う設定が生かされており、そちらが深刻になることも無く。来たるべき未来に悲観する事は無いのです。それをペシミストの視点で紹介される部分が、実に「妙」でした。