仲介人ハシモトと愉快な幽霊祓い師達

最終回＆あとがき

事務所で背伸びをするハシモト。

「今日もいい天気だなぁ・・・」

事務所から外を見るハシモト。

外には太陽が輝いている。

雲一つ無い晴天だった。

「・・・・・」

机の上にはケンセからの結婚報告の手紙が届いていた。

「最初はどうなるかと思ったが・・・案外お似合いの二人じゃないか」

ハシモトは笑った。

ニコがまだ来ないのでコーヒーを淹れる。

「平和だなぁ」

ふと事務所の下を見るとニコが走っていた。

こっちに来る途中だろう。

ガチャリ、　と事務所のドアが開いた。

ニコが来るには早過ぎると思ったが、　ドアを見てその疑問は氷解した。

「・・・・・ようこそハシモト心霊相談所へ」

客に向かって挨拶をするハシモト。

今日も明日も明後日も、　幽霊に対する悩みは尽きない。

それでこの事務所が流行るのかは謎だが

それでもハシモトは今日も客を出迎えるのだ。

END

あとがき

拝読して頂きありがとうございます、　作者のMr.後困るです。

霊に対するアプローチは様々存在するだろうと言うアイデアから書き進めた拙作ですが

楽しめて頂けたのなら幸いです。

今作は登場人物の名前をシンプルにすると言うのがコンセプトの一つで

分かり易く感じて貰えたでしょうか?

ケンセが誰と結婚したのかは読者の皆様のご想像にお任せします。

ハシモトやニコの名前の由来は

ハシモト＝橋渡し

ニコは特に理由は有りません、　何方かと言うとニコの方が主人公っぽかったですかね

作中に登場するでぶ妖精は拙作では良く登場するキャラクターで

イラストを描いて貰えると作者が喜びます、　是非描こう。

最終回だからと言って何か事件が起きて云々と言う訳では無く

何時も通りの平常運転よりも減速的な感じで終わりました。

尻すぼみの様な感じですがケンセの話が終わったら最終回にしようと思ったのでこれで大丈夫です。

そんなこんなで今年の2月から始めた作品でしたが、　どうだったでしょうか?

繰り返しになりますが楽しんで頂けたのなら幸いです。

作者の別作品も読んで頂き感想を頂けたらこれほどうれしい事は滅多に有りません。

それではみなさん、拝読頂き、　有難うございました!!