第15話 ゴブリン大討伐

見張りのゴブリンを始末した俺たちは洞窟内部を進んでいく。

途中、何度か哨戒中のゴブリン共に遭遇した。


視界の悪い洞窟内だが、スノウの魔物発見センサーは有効だ。

遠くから接近してくるゴブリンを、感知するとすると、すぐに俺に知らせてくれる。

敵はまだこちらには気づいていない。俺たちは岩陰に隠れつつ、スリープ・クラウドで敵を眠らせてからとどめを刺す。


しばらく進んでいくと、ボロボロの扉が設置された部屋を発見。

中に入ると・・・

いきなり炎の矢が飛んできた。


薄暗い部屋の奥に杖を持ったゴブリンが1匹。

魔法を使う魔物は初めて見たが、ゴブリン・シャーマンだろう。


必死に杖を振り回すと、杖の先端に炎をまとった矢が何本も発生、こちらに向かって飛んでくる。

俺の魔法障壁にバンバンと魔法の矢が当たる。

しかしながら、これが弱いのだ。

そうまったく効いていない。


例えるならば、鉄の鎧を着込んだ戦士に爪楊枝の矢が当たるかのような、まあそんな感じである。

要は全く痛くも痒くもない、ノーダメージということだ。

俺のプロテクション・スフィアが強すぎるのか、ゴブリン共の魔法が弱すぎるのか。


魔法が効かずに焦りまくっているゴブリンに向かって、スノウがプロテクション・スフィアの守りから飛び出した。


颯爽と部屋の壁から天井へ駆けあがると、

魔法の杖を持つゴブリン・シャーマンの手首に、噛みついた。


杖を落として慌てている隙に、フォトン・ブラストをお見舞いする。



すると騒ぎを聞きつけて、新たに数匹のゴブリンが部屋に飛び込んできた。


「アイス・バレットッ」


氷の礫が先頭のゴブリンをカチカチに凍らせると、後に続く魔物たちにも降り注ぐ。


「ファイア・ジャベリンッ」


凍って動きの鈍くなった所に、こちらから急接近すると、炎の槍で複数のゴブリンを一度に仕留めた。



すると騒ぎを聞きつけて、新たに数匹のゴブリンが部屋に飛び込んでくる。


「アイス・バレットッ」


氷の礫が先頭のゴブリンをカチカチに凍らせると、後に続く魔物たちにも降り注ぐ。


「ファイア・ジャベリンッ」


凍って動きの鈍くなった所に、こちらから急接近すると、炎の槍で複数のゴブリンを一度に仕留めた。


すると騒ぎを聞きつけて、新たに数匹のゴブリンが部屋に飛び込んでくる。


すると騒ぎを聞きつけて・・・


なんだこれ・・・

学習効果が働かないのだろうか・・・

ゴブリンは同じ攻撃パターンを、繰り返してくる。

小さな群れで部屋に飛び込んでくる敵を、何度も何度も撃退。

終に全滅したのか、洞窟内はしんとなった。


ゴブリンを撃足して魔石の回収を終えた俺は、部屋の隅にに小さな宝石箱のような物を発見する。


「これは、宝箱か?」


スノウは、ワクワクした目で見つめながら、尻尾を振る。


「これは開けられそうもないな。書庫でエクレールに見てもらおう。」


「ウォンッ!」


ゴブリン共の洞窟で破壊神さながらに、暴れまくった俺のレベルは3つ上がってレベル18に到達。

ドロップした大量の魔石とアイテムを回収した俺は、ホクホク顔で書庫へと帰還したのだった。


○タケル・オオミヤ


職業 メイガス


LEVEL 18


HP 8

MP 14500 


STR 10 

VIT 10 

INT 1450 

AGI 10 

WIS 10 

LUC 18 


スキル


MP自動回復(小)   (Lv8)

魔法適正向上(小)  (Lv7)

魔法耐性向上(小)  (Lv3)

魔法詠唱速度上昇(小)(Lv7)



使用魔法


第一階梯 フォトン・ブラスト

     サード・アイ

     プロテクション・スフィア

     ファイア・ジャベリン

第二階梯 アイス・バレット

     スリープ・クラウド

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