‪真っ白なだけの病室のベッドの上で、彼女の輪郭をなぞる。懇願したところで差し伸べられる手などないよ。彼女のあいは角砂糖のように甘くて脆い。そのやさしさは心のどうしようもない歪み。毒を飲み干し、微笑みと潤む瞳を掻き混ぜる。でも好きだよ、壊れそうで怖くて。さよなら、がよく似合うと思った。‬ ‬

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