♯2

2(8)-0 / 7-7 Into the dark Ⅱ

闇が広がっていた。

ゆったりとその闇に融け堕ちていく。

何もかもが存在できない/しない。

何を以ってしても観測できない/されない。 

きっと此処はそんな場所だ。

ゆえにこの魂以外は存在しない。

ゆえにこの魂も存在してはいけない。

そんな孤独な場所でまた闇に融けていく。

ふと思う。

なぜ闇から分離していることに恐怖しているのだろう。

こちらが考えてることなどに関係なく、魂は闇に融け続けていく。

なぜかそれは夜明けのように思った。

そして魂は闇と一つになりきっていた。

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