第6話★

※この話よりエロ描写が増えていきます。

苦手な方は、ご注意ください。



―――――――---――――





背中に柔らかい衝撃。

同時に俺の周囲を包む甘い香り。


心臓が止まりそうな衝撃が二重で俺を襲う。

いきなり現れた気配と併せて、俺は思わずパニック寸前までなった。


が、愛奈の奇襲はそれで終わらなかった。


耳元に吐息がかかる。

微かに漏れる甘い気配と声。

俺の理性を破壊するには十分な材料がそろってなお、愛奈は追い打ちをかけてきた。







「大丈夫?・・・おっぱい、揉む?」





完全に破壊される俺の理性さん。

しかし、手を出したらいけないと言う常識が砕け散った理性を突破して獣へとクラスチェンジした俺に待ったをかけた。



たちまち復活する理性。

くらんだ視界が元に戻った時に見た光景は、自分の右手が愛奈の胸を思いっきりつかんでいる様子だった。





「・・・!? !!! !?!?!」



声にならない俺。

にやにやするだけで一切助けるつもりのない愛奈。

それどころか。


「ね?こうやって触られると、女の子は気持ちいーんだよ?」

「!?!!?!」


愛奈が俺の右手の上から自身の手を重ねて、愛奈の胸を持ち上げるようにしながら、揉ませてくる。その感触は、俺の右手経由で直接脳に叩き込まれる。

愛奈・・・この感触はやばいぞ。兄ちゃん殺す気か?



「えへへっ♪柔らかいでしょ?下着、帰って来てから外したんだぁ♬」

「おまっ・・・ばかっ」

「そういう割にはまんざらでもない様子ですなぁ~」


この後、物凄くからかわれながら残りのご飯を食べることになった。


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