第5話 突然の異変に至るまで 後編

耳血腫、耳の中の真菌治療以降、今まで一度もなかったオシッコの粗相が始まりました。

最初は耳の治療が嫌でその腹いせだったのかもしれないですが、どんどん常習化してしまい、ソファやベッドでもする様になったため二階は出入り禁止にし一緒に寝る事が無くなりました。


元々ロビンのトイレは一階に在り、一階にいればちゃんとトイレでしてくれます。

トイレが遠いから二階では粗相するのかと思い至り二階にもトイレを設置したのですが、ダメでした。


今考えればこれでロビンとの距離が離れてしまい、彼に寂しい思いをさせていたんだと思います。


そして昨年秋に17歳を迎え、寒くなり始めた頃から粗相が酷くなりました。

寒さ対策でドーム型ベッドとペット用のホットカーペットを与え、とても喜んでドームの中に飛び込んでくれましたが、すぐ内部でオシッコしてしまい仕方なく洗濯機で洗ってやり、今度はペットシートを両面テープで張り付ける策を講じましたがいとも簡単に脚でかき出してまた直にオシッコしてしまいます。

オシッコだけなら許せていたのですが、そのうちウンコまでする始末。

しかも足で踏みつぶして擦り付けられているのを発見した時は発狂しそうになりました。


流石にウンコが付いたものを洗濯機で洗うのは抵抗があり購入して1か月も経たずに処分となりました。

仕方ないのでホットカーペットにはゴミ袋を被せて覆い更にその上からペットシートをまた両面で張り付け何重にもガードしたにも係わらず後ろ脚で簡単に払いよけて出来た隙間にオシッコしてしまいます。


その後はモコモコのブランケットを敷いて更に無駄と知りながらもまた両面テープでペットシートを張り付けても結果は同じ状況になり、5枚あったブランケットも全部処分せざるを得なくなりました。

オムツも考えたのですが私が日中ずっと家に居るわけではないので長時間糞尿まみれにさせる訳にもいかず、色々考えあぐねている間にもどんどん状況が悪化していきます。


そして今年に入ってからはダイニングの床で糞尿の海を作る事が増えました。

ただ普通にオシッコをし、ウンコをするだけでは飽き足らず何故かウンコを踏み潰してそこらじゅう塗り広げます。

私の精神が持ち堪えられなくなりました。


突然立ち上がれなくなった2月11日の朝もダイニングの床は糞尿の海が広がっており掃除している傍からまたオシッコされた時、当々最悪の暴言を吐いてしまったのです。


「お願いだからもう死んで!」 「もういいでしょ いつまで生きてんの!」と泣きながら叫んでいました。


掃除が終わると少し落ち着いてご飯も普通に与えるとロビンもいつも通りに綺麗に完食してました。


もう一階はいくら掃除しても糞尿の匂いが染みついているため、ここ1カ月はすぐに二階へ行って過ごす日が続いています。



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