第3話 2月13日

また深夜から夜鳴きが始まりました。

病院で点滴してもらい、ゆっくり睡眠をとってくれれば回復してくれると信じていたのに心細い鳴き声かずっと止まりません。


鳴く度に「大丈夫だよ 近くにいるよ」と撫でて安心させようとしましたが、体温が下がってきていていよいよ最期が迫っていると悟りました。


今夜も寝ずに声を掛け続けるつもりでいたのに睡魔に負けて明け方4時頃から眠ってしまったようです。


目覚めたのが朝8時 猫が寝ている毛布が全然上下していません。

慌てて毛布をめくると既に呼吸していませんでした。

諦めきれずにロビン! ロビン!と呼びかけると呼吸するのを今気づいたかのように息をスーッと静かに吸い込んで目を開けて昔の若い頃を思い出させる甘えた声でニャーンと鳴いてくれました。


急いで抱き上げると少し苦しそうに息を吸って吐いてを3回繰り返して文字通り眠るように逝ってしまいました。


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