今日の時点で、さくたさんのこの記事内に、私が書いた長編が含まれている。
私はそれに3日、気づかなかった。
おそらく彼女は、私がたとえ永遠に気づかなくてもよいとさえ、考えていただろうと思う。
昔、ある方に言われた。
サイン会がもしあって行ったとしても、私は名乗りません。
また、ある方に言われた。
本当の読者は、感想など言わないです。と。
この「覚書」と銘打った、ご自身のための「読書感想文」は、誰かに見せるために書かれたものではない。
そこを事細かく、概要欄に彼女は記載している。
自身で残した覚書きを、誰でも見えるように公開しているのは、純粋な彼女のサービス精神とまっすぐな熱意によるもの。
私の感想は誰にも理解されなくてもいい!
でもこの作品はみんなに理解して欲しい!
そんなひたすらにまっすぐな、さくたさんの感想は、絶対に嘘をつかない。
もしあなたの書いた小説がさくたさんを泣かし、
もしあなたの書いた人物にさくたさんが恋をして、
もしあなたの書いた作品を、映画化して欲しい!
と彼女が言ったなら、
それが彼女が与えてくれる最大の賛辞です。
私は信じている。
ただひとりに確実に届いた作品は、
ただひとりだけにとどまらない。
嘘をつかない、もっとも信頼し、そして
もっとも敬愛する作者さんです。
ありがとうございました。