3.葛飾応為「葛飾北斎伝」下巻62-63頁
今回のテーマは、江戸時代の浮世絵師として名高い葛飾北斎の娘、応為です。
北斎といえば奇才、自ら画狂人も号したほどに芸術へのたゆまぬ向上心で、90才で没するまで様々な作品を残しました。また、転居93回など奇行のエピソードもこと欠きません。
現代まで北斎の人物像が広く伝わっているのには、今回読む「葛飾北斎伝」の存在が大きいです。
北斎伝は明治中期に書かれた研究書で、まだ生前の北斎を知る者もおり、著者の実地での聞き取り調査の成果が多く含まれます。
北斎にまつわる多くのエピソードはこの本を原典にしています。
北斎の娘、応為もまた様々な媒体で使われる魅力ある人物です。
応為も優秀な絵師であり、美人画の腕は北斎を凌駕するとも伝えられます。応為の名で現存する作品は少数ですが、北斎の名を借りた作品も多数あるとされています。
「葛飾北斎伝」では、人物像もまた北斎を彷彿とさせるエピソードが書かれています。
(「葛飾北斎伝」下巻62-63頁 現代語訳・古文につづく)
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