3章 水瓶座
今日は休日。
僕はテツガクちゃんのことを考えていた。彼女は僕の大切な相方だ。僕のことを「肯定さん」と呼ぶ。
彼女との会話は凄く楽しい。
だから、その会話の内容で何かできないか? と考えている。
最初に考えたのが、その会話を対話形式のコンテンツにした『テツガクちゃんと肯定』だ。これは今も更新中だ。
それから、『中間色の事件簿便り』というものを企画した。彼女が探偵、僕が助手の物語だ。まだまだ勉強中だ。
他にも海を冒険する話など、様々なことを計画している。
彼女はいつも面白いことを考える。会話の中にそれらが溢れていて、ただの会話で終わらせるのはもったいない。
僕も何かいいアイディアがないか、と考えるが、なかなか面白い考えは浮かばない。どうやら、名探偵の助手というポジションが、僕には相応しいのかもしれない。
いいアイディアを出せない事はとても残念だが、自分の小さな虚栄心より彼女と過ごす時間の方が大切だ。見栄っ張りの僕にそう思わせるくらい、その時間は大切なものだ。
だから、限りあるこの世界で、その有限の時間の記憶を何かに残したい。そう考え、あることを計画している。
その計画について、彼女にいろいろ相談したい。だから、彼女と会える、次の休みの日が凄く待ち遠しい。
いつもの場所で、一秒でも早く、そして一秒でも永く、時の砂が過ぎるのを共感したい。
その願いは、やがて叶うだろう。この計画が彼女と僕を繋ぐものになるはずだから。
そんなことを考え、今日も一日が終わる。
おやすみ……。
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