暇なら始めるクトゥルフ神話TRPG

技能ロールについて知ろう

第10話 INTとEDU

　崖のぼりが得意な人がいれば、不得意な人もいる。

　TRPGではどんなキャラクターにもなれます。それこそ際限はありません。

　でもゲームを公平に行うには、ある程度の制限が必要です。

　クトゥルフ神話TRPGは人間のキャラクターを演じることが多いゲームですから、人間にできること、という制限を設ける必要もあります。

　細かいことはさておいて。

　クトゥルフ神話TRPGには、技能値というキャラクターの数値があります。

　どんなことをするのに、どれくらい慣れているのか。どれくらい上手なのか。

　そういった判断を、この技能値というデータから行うのです。

　全世界の言葉を話せます！　対人格闘もできます！　武器の使い方もプロ顔負けです！　物理学・生物学・医学・薬学・地理学・科学・なんでもいけます！

　みたいなスーパーマンになることはできません。少なくとも、クトゥルフ神話TRPGでは。

　どこか得手（えて）があり、どこか不得手がある。

　クトゥルフ神話TRPGのキャラクターはそんな性質を持ちます。

　では、そんな技能値をどう決めるか？

　答えはやっぱり簡単。ダイスを振って、決めましょう。

　クトゥルフ神話TRPGのキャラクターには『INT』と『EDU』という能力値があります。

　INTはintelligence、知性の略。EDUはeducation、教育の略です。

　それぞれ6+2d6、3+3d6のダイスロールによって数値を決めます。よってINTは8から18、EDUは6から21の値をとります。

　これらがどのように技能値をとるのか？　キャラクターがとれる行動を決めるのか？　気になりますよね。

　それではまず、INTとEDUという能力値があることを頭においておきましょう。