種族 エリュトリオン編

 ~概要~

 エリュトリオンに住まう種族と生物の大半はニ皇神エルゼンハウズが実行した“ノア計画”によって異世界から移住した者ばかりである。


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 ♛ヒュトム

 エリュトリオンにおける最大の種族。


 俗称:人間族

 寿命:100年ほど

 特徴:器用貧乏



 異世界からの移住者が定住し、帰化。

 先の神天魔大戦後の土地を耕し、数々の国と文明を形成。

 武具を用いた戦闘、魔法、召喚術、操魔術に至るまで様々な能力を用いた。

 特に召喚術は人間にしか扱えない技術で他種族に対しては門外不出のものだった。


 そんな彼らも召喚術の消失に対して他種族の侵攻を受けて衰退の一途を辿ったが、とある神剣聖の出現によって復権。

 その一族を王とするディラ歴が生まれた。この初代王は現在アルルの守護霊である。


 しかし、ディラ歴も王家と彼らを信奉する上流貴族らの内部腐敗に民衆の苛立ちが募り、粛清が起こった。

 王の首を片手に掲げ勝利を宣言したその者はアーガラム帝国を建国し、エルツ歴に暦を改める。

 勝利時に六聖神がに特別な能力を与えたと云われ、代々受け継がれているという。


 ヒュトムはミゼルド、エルーサ、ビ・バダと優秀な能力を持った種族に板挟みされている劣等感を理由に他種族を迫害したり、奴隷にしたりした経緯を持つ。


 エリュトリオンでは、奴隷制度は六聖神が制定した神令ゴッデスオーダーにより禁止されており、反した者は皆六聖教により処刑された。



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 ♛ミゼルド

 南方大陸に住まう種族。


 俗称:矮人族、ドワーフ族

 寿命:600年ほど

 特徴:手先の器用さと圧倒的な技術力



 ※主人公は正式名称を知らないため、ドワーフ表記をしている。


 鍛冶技術を始め、ものづくりが非常に得意な種族。

 神器製造者を多く輩出している種族でもある。


 武具の他にゴーレムも製造しており、各地で利用されているが、価格が高いため一般人には入手困難。

 たまに物好きな貴族が買っていく程度である。


 現在、最もゴーレムが使われているのは連邦の魔法学校で整備用、戦闘授業時に使われている。



 元々彼らは中央大陸を中心に住んでいたが、人間たちから迫害を受けた歴史を持つ。

 勿論指を咥えて我慢していた訳ではなく、ドワルディア家が独立宣言を行い、南の大陸に新たな領地と城を建設した。王国とあるが、民政に近い政治のシステムを取っている。


 ミューリエ、ウィズムから技術面が優れていると評した通り、蒸気機関による技術が発達している。


 この蒸気機関の技術はシノがSLに乗った時の話をしただけで、ディルク王は見事に再現した。


 更に蒸気機関車の実物を主人公が造ってしまったものだから急速に発達し、応用して蒸気船を開発して主人公を驚かせた。

 現在南の大陸中に線路が通るようにするため、工事をしている。



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 ♛エルーサ

 最も長寿な種族。中央大陸東側に住まう。


 俗称:エルフ、耳長族

 寿命:1000年ほど

 特徴:優れた魔導の才能


 ※現在では正式名称を知らぬ者が多い。



 先述通り、寿命は1000年程とされ、100年程かけてゆっくりと大人になり、そこからは老化が緩やかになり、900年を生きると老化が早まる。

 耳は横長垂直に伸びているのが特徴的。


 しかし、寿命を迎えるまでの100年間に過酷な試練を越えると寿命が跳ね上がり、圧倒的な生命力と魔力総量、魔法の才を手に入れるという。


 生まれてから100年でも試練を突破できれば上記が可能になる。

 六聖神の試練に加えてエルフ秘伝の儀を行う。


 ──これをハイエルフ化と呼ぶ。


 大抵のエルフは自分の人生に満足して1000年で人生の幕を下ろす。

 また、ハイエルフ化した者は耳がつり上がり、身体のどこかに紋章のようなアザができ、希望する時を生きることが可能。

 神に近い寿命を持つ彼らを人は“賢師けんし”と称える。


 現在六聖神を除けば最高長寿はエリーゼである。


 魔法の才が非常に高く、神級魔術師を多く輩出している。神級の職業は100年に一人輩出すれば、豊作と言われる。


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 ♛ビ・バダ


 俗称:獣人族

 寿命:80年ほど

 特徴:直感力の高さと真獣化による驚異的なパワー

    アップ


 猫の風貌を持つ“風聖神”ステルヴィオの身体から生まれた種族。


 その姿は多種多様で鳥型から動物型まであり、獣耳と尻尾のみの極めて人間寄りの者もいれば、動物が二足歩行しているような者もいる。


 特に動物寄りの姿の者は先祖返りを起こしており、身体能力や戦闘能力の高さが顕著に出やすい。


 現在獣人族が主に住んでいる国と地域は四つある。


 文明的な暮らしを好む者はセルトケ共和国へ、伝統を重んじるならばバダト首長国に移住し、10歳になると選択を迫られる。


 三つ目の風の郷では、ステルヴィオの頭から生まれた種族、ケット・シーが主に暮らしており、自由を好むビ・バダが集まって遊牧生活を送っている。


 四つ目はウェディケットで代々町長がケット・シーの一族である。


 真獣化という特殊な能力を皆持っており、覚醒した者は二割以下しか確認されておらず、精神・身体能力・頭脳が上昇し、寿命も150歳ほどまで伸ばすことが可能。


 八影宮騎士は真獣化を全員習得済み。


 獲得条件は死に近い経験を越えるか、ステルヴィオが考案した独自の試練を越えなければならない。


 以下記載シークレット状態



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 ♛マジャラ


 俗称:魔人種

 寿命:70歳ほど

 特徴:星の意思の力を行使可能


 魔物から進化した者が大多数を占める。


 魔物あがりが傲慢だと揶揄する者もおり、当種及び和平を求む六聖神にとって悩みの種。

 各地に細々と暮らしている者が多く、連邦に一国を持つ。

 樹人族トレント小鬼族ゴブリン蜥蜴人リザードマンなどはこちらに属す。


 特に一部のゴブリンは魔導中立国エンシに虐げられ、六聖神ディートリヒによって救われた。

 現在はリセユマに港町を築き、平穏に暮らしている。


 魔法の才が乏しく、代わりに星の意思の力を借りる星魔術に長けている。


 また、世界樹の影響を最も受けやすい種族で、主人公が各地に植えていった昨今、その恩恵に一番あやかれる為、知能の高い者たちが多くなった。



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 ♛精霊族と妖精族


 世界樹や精霊島(後の高瑞津国たかみづのくに)中心拠点とし、様々な森にて生息していた。

 邪神の影響で数が激減していき、数万規模だった彼らは数百程度に減少、眠りに付いた。


 ミューリエが土地再生を行ったことにより、渦巻山地下に邪神より封印された精霊王リベロンが復活。彼は各地へ眠りについた妖精らを起こしに行き、全て目覚めさせた。


 死期を悟ると、自身を小さな動物の姿に変えてしまい、己の苦しみをほとんど忘れて死にゆくのだ。


 霧の妖精フレシュは特殊な個体であり、秘密がある。


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♛ホムンクルス


 俗称:|人造人間

 寿命:50〜150年

 特徴: 怪人化


 今から500年ほど前、邪神教が実験のために生み出した種族。

 主に高瑞津国たかみづのくにの国民のことを指す。


 生殖機能はなく、ある一定の年数や何らかのトリガーによって細胞が変質して怪物になってしまう。

 怪人になってしまった者に救う手立ては無く、絶命させるしか無い。


 ただし、ノア・エリュトーに住むホムンクルスたちは、アストラ人工細胞を移植することで怪人化を自在に調整出来るようになった。


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 ♛オピキュー


 俗称:機人族

 寿命:不明

 特徴:高い軍事力と殲滅力


 “蒼光”のロックインが起こした産業革命“ゼロの衝撃”によって誕生した若い種族。

 主にオルレット工業国の国民を指す。


 身体のどこかを機械化している者はこちらに分類され、完全に機械化すると肉体を捨て、魂と精神をインプットする為、精神生命体に近い。


 ただし弱点があり、邪神の因子や邪黒病の影響を受けやすいため、新たな課題点となっている。


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 ♛ロド・ソー


 俗称:天岳族

 寿命:300年ほど

 特徴:岩の身体と地操術を持つ



 天嶺の国ベルガラッハに住まう岩のような身体を持つ種族。黄土色や灰色、茶色の肌を持つ。


 種族的なルーツは不明で、数百年前から交流の記録が残っていたり、光聖神レナーテからも『気付いたら居ましたわね』と謎が多い。


 一説では英霊の魂や精霊と龍脈のエネルギーにあてられた岩石が混ざり合って誕生されたとされている。種族のルーツに当人らはあまり気にしていないようだ。


 月に一度身体の一部から生成・排出した宝石は高い薬効効果を発揮するため、一時期誘拐や闇奴隷にされることが流行った。

 これを踏まえて光聖神レナーテが保護し、みるみると成長。天嶺の国ベルガラッハの中核的存在となっている。


 世界最強のオネェ、ドグラーダが持つ神器セグド・ラグトスは彼らとの友好の証として贈られた。


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 ・霊獣と神獣

 国家元首の守護や各地の均衡を保つ者たち。

 現在公開可能な登場キャラクター

 不死鳥、ガルーダ、麒麟、リヴァイアサン、ジズ、ベビーモス



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♛レムルク


俗称:海人族

寿命:200〜500年ほど

特徴:独自に進化した文明力



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 ♛ドラコン


 竜種

 シークレット

 現在公開可能な情報はナゴルアドラゴンと六天竜の名のみ。


 ・ナゴルアドラゴン

 ナゴルア山脈に住まう炎天竜アグバイシスの鱗から生まれる竜種。人間の子どもくらいの知能しかないので、些細ささいなことで喧嘩をしがち。

 元になった炎天竜の鱗は逆鱗へと変化しており、引っこ抜かれると即死する。


・六天竜

六聖神の手に届かない細やかな世界の管理と監視を担う存在。

 ステルス状態で姿を消したまま活動しているため、運良くお目にかかればご利益があると六聖教徒は信じている。


 残念ながら水天竜が邪神の手に落ちてヴィセンテに討伐されたが、世界の何処かで跡継ぎが力を蓄えているという。

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