第51話 怒濤の急展開!ベトナム人彼女と妹がホーチミンで働くってよ
ベトナム人女性が異国の地に住む外国人男性と国際結婚してしまう時点で冒険心を持ち合わせた民族であることをあなどってはいけない。
毎年、10万人ぐらいのベトナム人女性が外国人男性と国際結婚している。ベトナムの地を離れ、旦那の母国で暮らす。もちろん外国人男性が妻であるベトナム人女性の母国で暮らす場合もある。
どちらにも言えることだが、住めば都なのだと思う。ベトナム人女性のトゥイにしても外国人と出会えるようなサイトで日本人男性の私と出会い、ネット恋愛を経て国際結婚したい希望を持ち合わせた冒険ガールである。
トゥイは国際結婚を選ぶぐらいなので私の勝手な想像だが、冒険心に道溢れていると思っている。
だからこそ、あの発言がでたのだろう。
トゥイ:妹とトゥイはホーチミンに行って働くことにしたよ。
私:まじで? ホーチミンで働くの?
まるで不意打ちされたような驚きがあった。 トゥイの現在の状況は、ホーチミンから2時間かかる地方都市のベンチェに住んでいる。
大家族で暮らしていて、トゥイの母親が働いている状態である。4歳の子供を持つ妹がバツ×1となり実家に戻った。妹は子供を食べさせるため、すぐに働き始めた状態であった。
トゥイ:私たちの住んでいるところだと仕事あるけど給料良くない。妹が1日働いて500円ぐらいしか稼げないよ。
私:500円 かぁ。
日本円にして500円稼ぐのがやっとみたいだ。ちなみにトゥイの母親は地元で仕事をしているが、月給2万円ぐらいらしい。
トゥイ:だから妹とトゥイはホーチミン行って働く。トゥイのお母さんは仕事をやめて妹の子供の世話する。
私:そうか、決めたんだね。
トゥイ:うん。
トゥイと妹はホーチミンで部屋を借りて働く選択をしたのだ。つい最近、妹が離婚したかと思えば、決して後ろを振り向かず前へ進もうとする姉妹の姿があった。
トゥイはこまめに妹や妹の子供の写真を送ってくれるので、私は何度も写真を見ることにより、妹と姪にすっかり親近感をおぼえてしまった。
私とトゥイがSkypeで話していた時に、トゥイの妹が突然、私の名前を叫んだこともあった。どうやら私のことはトゥイの家族が全員知っているようだ。
私:ホーチミンで働くのは分かったけど、ホーチミンで家探さないといけないじゃん。どうするの?
トゥイ:うん、親戚がホーチミンで大家をやっているから、そこから物件借りるよ。
私:そうなの?
トゥイ:うん。
ベトナムは親戚同士の繋がりが深く、何かあったら親戚一同が助け合うと聞いたことがある。ホーチミンの住む場所の件でも、トゥイの親戚の助けにより何とかなるようである。
私がベトナムに行った時、トゥイのベンチェの実家でお世話になる予定だったが、トゥイと妹がホーチミンで働くことになったので、私がベトナムへ行った時はホーチミンのトゥイと妹の家にお世話になる予定である。
私にしてもホテルの滞在費が浮くことにより、その分、ホーチミンでうまいものを食べたり、食材を買って家で食べたり、有効にお金を使えるのではないかと考えている。
さいごに、まさかトゥイがホーチミンへ行くことになるとは思いもしなかった。
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