第2話 剣と魔法の異世界の現実

少し落ち着きを取り戻したみなみと花音。

二人は学校に向かう。


みなみ「ねぇ、花音?」


花音「どうしたの?てか、みなみなんだけどみなみじゃないなぁ~。」

みなみ「多分、合ってる。あたしも今、何が何だか分からなくて。魔法?剣?何でみんな普通にモンスターと戦ってるの?」

花音「あたしはみなみが何を言ってるのか分からないよ。これが普通じゃん。ねえ?みなみ本当に大丈夫?」

みなみ「ねえ?花音」

花音「どうしたの?」

みなみ「あたしたち親友だよね?」

花音「当たり前じゃん。」

みなみ「じゃ、今からあたしの言う事信じてくれる?」

花音「当たり前じゃん。信じるよ。」

みなみ「実は... 」

みなみは朝の出来事を花音に説明した。

花音「マジ?みなみヤバくない?じゃ何?みなみだけどみなみじゃない?みなみの元の世界はモンスターが居ないの?マジかぁ?」

みなみ「うん。ごめん。」

花音「ちょっ、みなみがなんで謝るの?でも確かにみなみにしてはゴブリンにやられるわけないし。えっ!?てことはもしかして今のみなみは戦い方わからないの?」

みなみ「う、うん... 」

花音「マジかぁ、みなみ。ステータスオープンて口に出してみて。」

みなみ「えっ?」

花音「だから、ステータスオープンて口に出してみて。」

みなみ「ステータスオープン。」

すると、みなみの前に光輝く画面が出てきた。

花音「ヤッパリ... みなみ。ヤッパリあんた... 」

みなみ「えっ?何か悪いことした?」

花音「レベルが1じゃんよ。つーかさこのステータスを見る限りじゃヤッパリみなみなんだよね。じゃあさこっちの世界のみなみはど何処にいるんだろうね?あっそれとねステータスオープンて口に出すのは限られた人信用できる人にしか言っちゃ駄目だよ。口に出すことで周りの人も見れるからね。自分のステータスを確認したい時は頭の中でステータスオープンて言うんだよ。ほら、早速頭の中でやってみな。」

みなみ(ステータスオープン)


桜井 みなみ

レベル1


HP 53

MP 40

力12

防9

速20

運10

スキル(隠)

召喚術 

このスキル(隠)は他人に見ることができないスキルである。

異世界のあなたの神の恩恵スキルである。

ちなみにあなたが召喚できるキャラクターはこの異世界の桜井みなみです。

スキル(隠)

チートステータス


このスキルも神の恩恵スキルである。

1レベルアップにつきチート級のステータスアップ


得意武器

片手剣

片手銃

コントローラー


みなみ「えっ、コントローラー?」

花音「どうしたの?みなみ?」

みなみ「う、ううん。なんでもない。」

みなみ(どうしよう... とんでもなく興奮してきた。めちゃゲームの世界。しかもチートステータス?あたし最強じゃん。魔王倒しちゃう?見たいなと言うか召喚術で召喚できるのがこの異世界のあたし?どういうこと?)

花音「みなみー?おーい。みな.. 」

みなみ「!!はっ、花音ごめん。なに?」

花音「ステータスどうだった?レベル1じゃ危ないし今日は学校休んであたしとレベル上げに行こうか?」

みなみ「ずる休み?」

花音「そっ!ずる休みぃぃぃ。」

花音がみなみの手を引っ張る。

みなみ「ちょ、花音?レベル上げに行くって何処に行くの?」

花音「レベル上げと言えばダンジョンに決まってるでしょ。」

みなみ「ダンジョン?」

みなみ(ヤバいホントにゲームの世界だぁぁぁぁダンジョン。なんて良い響きなの。)

花音「ダンジョンと言えば先ずは何かあったときの為にもアイテムが必要だし買って準備したらダンジョンにいこう!」

みなみ(アイテムぅぅぅ異世界の道具屋さんテンションあがるぅ。大体道具屋の店主ってターバン巻いて髭生えてるイメージだけどどんなかなー?)

花音に手を引っ張られ連れて来られたところは...

みなみ「花音。ここは?」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

パパとママのことなんて大嫌いと家を飛び出したら異世界だった はくしたろう @hinata0414

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ