第九章二十三節 反撃
「リリアっ!」
「大丈夫、無事だから!」
以前、別の場所で、
「何だと!? だが、同じ場所に重ねて撃てば――」
「させるものか」
再びレールガンを撃とうとした
直撃前に回避されたものの、射撃動作を中断させる程度には有効であった。
その間に
「あまり放置していれば奴に行動を許す。一気呵成に仕留めたいところだ。しかしお前たちは生きて帰るのを義務付けられた身。無理はするな、危ないと思ったらすぐに下がるんだ」
「「はい!」」
タケル達の機体が散開する。
即座に剣を下げ、
「これほどの力とは……侮っていたな、“守護神の
「ぐっ、何て衝撃……!」
「盾で受けたら大丈夫だけど、撃たれたらかわせない……!」
「これまでの
前腕部装甲や盾で防ぐタケル達。
だが、優位なはずの
「弾切れか……仕方ない」
「このまま空中にとどまることを推奨します。1対1であれば、戦いうるでしょう」
「ああ。だが、楽な相手ではないぞ」
内側の両腕に剣を持たせ、四刀流の構えを取る
だが、一対一のままでいるつもりは無い。
「
『かしこまりました』
「さて……その剣がどこまで通じるかは疑問だが、受けて立とう。ヘルムフリート」
「万一損傷したらボクがすぐに直すからね、安心して。シュランメルト」
「もちろんだ。頼むぞ」
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