裏話  Judgement of Corruption編

2020年4月6日

近況ノートを整理したかったので、こっちにあとがきを移します。

完成に至るまでの経緯が少し複雑なので、順番に説明しますね。




⓵きっかけ

カクヨムの自主企画を見て、おもしろそうだと思って執筆しました。

このへんはいつもの感じですね。


指定されたフレーズが「抽象的」「サイコパス」「送りバント」の3つ。

一見、何も関係なさそうな単語たちが私の心をつかんで離しませんでした。


「抽象的」と「サイコパス」は白黒曖昧な正義のヒーローのようなイメージ、「送りバント」は「犠牲フライ」とも呼ばれるそうなので、自分を犠牲にして何かをしている姿をそれぞれ思い浮かべました。


そこから「魔法の使い過ぎで何もない、空っぽの殺人鬼」というキャラクターが生まれました。「できるからするだけ」というのも、そのイメージから来ています。



②バレンタインのお話について

今思えば、この手の企画にあまりふさわしくなかったような……。

ある種の荒らし行為に近かったかもしれません。

不快に感じた方は申し訳ありませんでした。


お話の内容はまあ、バレンタインを無理やりこじつけたような感じです。

終わりは綺麗にまとまっているので、気に入っています。



③宵闇プロジェクトでリメイクしたことについて

さて、この小説を書いている上で、困ってしまったことが一つあります。

それが物語のエンディングが見えなかったことです。


「このお話、どうやって終わらせればいいんだろうか?」


本当にこの一言に尽きます。


「このまま突き進んでしまえば、主人公は何らかの形で罰を受けて死んでしまう。

それもそれでお話としてはおもしろいのだろうけど、どうなんだろう。

他にはないだろうか」


あれこれ考えた中で、一番マシと言える終わり方が「犯罪者として裁かれる」ことでした。


「犯罪者」として裁かれることで、正体不明にバケモノではなくなるのかなと思ったのです。


「『Under the twilight』のキャラクターなら、主人公を公平に扱ってくれるのではないだろうか」


宵闇プロジェクトに参加した作品の登場人物は、いわゆる警察官的な立ち位置にいるので、主人公を犯罪者として平等に扱い、捕縛してくれるのではないかと思ったわけです。



しかし、これは企画終了した後のことです。

「企画終了後に勝手に書いていいんだろうか。主催者様に確認した方がいいかもしれないなあ」なんて思っていたら、主催者様から2か月越しの感想コメントをいただいたのです。


渡りに船とは、まさにこのような状況を言うのでしょう。

宵闇プロジェクトのキャラクターを登場させていいか、確認をとったところゴーサインを頂いてしまいました。


これはもう、頑張って執筆するしかないなと。


その後は作品を一旦非公開にして、裏で執筆、現在に至ります。

何かもう、あっちこっちに振り回しまくって申し訳ないです。


何かとイレギュラーが多かった作品でした。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

これからもよろしくお願いします。

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Judgement of Corruption  長月瓦礫 @debrisbottle00

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